セミダブルベッドはどんなサイズ?
選び方やレイアウトのコツ、おすすめアイテムなど

ベッドを選ぶ上で、サイズ選びは重要なポイントです。ベッドを購入するにあたって「セミダブル」サイズが気になっている、という方もおられるでしょう。シングルよりも幅が広いサイズといっても、セミダブルは具体的にはどれくらいのサイズ感なのでしょうか。今回は、お部屋の広さに対するセミダブルベッドのサイズ感をご紹介するほか、メリット・デメリット、どんな人に向いているのかなどについて、皆さんの疑問にお答えしていきます。

更新日:2025/01/08

セミダブルサイズとはどんな大きさ?

セミダブルは、横幅がシングルサイズよりも広く、ダブルサイズよりもコンパクトなベッドのサイズです。

1. マットレスの大きさ

使用人数は1人セミダブルサイズのマットレスの寸法は、フランスベッドの場合は幅122センチ×長さ195センチです。幅寸法がシングルサイズより広く、ダブルサイズより狭いマットレスサイズであり、使用人数は1人です。

使用人数は1人

2. ベッドフレームの大きさ

セミダブルサイズのベッドフレームの寸法は、先に述べたセミダブルのマットレスを載せることから、最低でも幅122センチ×長さ195センチよりも大きいものになります。マットレスとベッドフレームを別々に購入するときなどには特に、マットレスとフレームのサイズが合っていることをしっかり確認しましょう。

3. 布団の大きさ

セミダブルサイズのベッドで使用する掛布団は、何を選べば良いのでしょうか。おすすめはシングルサイズの掛布団です。シングルサイズの掛布団は幅150cm×長さ210cmであり、1人で寝るときにはもっとも使いやすいサイズだからです。

セミダブルサイズはふたりで使用することができる?

小さなお子様と添い寝セミダブルは1人で使うためのベッドであり、2人での使用はおすすめできません。眠るために最低限必要な横幅は約70センチと言われていますが、122センチのセミダブルベッドを2人で使うなら1人あたりの横幅は61センチになってしまいます。日常的に2人で使用するには、あまりにも無理があるとおわかりいただけるでしょう。2人で使う場面があるとすれば「一時期小さなお子様に添い寝する」などの場合だけになるでしょう。

小さなお子様と添い寝

セミダブルサイズとシングルサイズ・ダブルサイズの違いは?

セミダブルサイズはシングルサイズ、ダブルサイズと同様に、一般的なベッドのほとんどの機種に設定されています。フランスベッドの場合、セミダブルサイズのマットレス寸法は幅122センチ×長さ195センチで、シングルサイズより25センチ広く、ダブルサイズより18センチ狭くなっています。実は、セミダブルサイズはシングルサイズに次いで選ばれることが多いサイズであり、フランスベッドでは主な電動リクライニングベッドシリーズにも、セミダブルサイズをご用意しております。

セミダブルサイズのメリット・デメリットとは?

余裕を持って寝られるセミダブルサイズのメリットは、シングルサイズよりも余裕を持って寝られることです。寝返りしやすいマットレスの幅は肩幅の2.5倍以上と言われていますが、この条件ですと体格の面ではシングルよりもセミダブルのほうが適している人が少なくありません。
デメリットは、セミダブルはシングルサイズより25センチほど幅が広いため、快適に眠れるとわかっていてもスペースが限られた部屋には置けない場合があることです。寝心地を重視してセミダブルを選んでも、ある程度部屋の広さがないと圧迫感を感じてしまう可能性があります。また、サイズが大きい分シングルベッドと比べるとセミダブルベッドは価格がやや高くなってしまいます。

余裕を持って寝られる

セミダブルサイズが向いている人・向いていない人の特徴

寝室セミダブルサイズが向いている人は、標準的な体格であり寝返りの範囲も標準的、かつ寝室の広さにある程度余裕がある人です。セミダブルサイズが向いていない人は、体格が大きく、大変寝相が悪い方などで、セミダブルよりも更に大きなサイズを検討したほうが寝心地が良いかもしれません。また、寝室にベッド以外の家具を多く置きたい方は、寝心地とスペースどちらを重視するかを考える必要があります。

寝室

《部屋の広さ別》セミダブルのサイズ感とレイアウト例

セミダブルのベッドは、どのくらいの広さの部屋に置けるでしょうか。ここでは、一般的な6畳・8畳の部屋に置く場合について、シングルサイズを置いた場合と比較して説明していきます。

6畳の部屋に置いた場合

6畳の部屋にセミダブルベッドを置く場合、寸法の上ではベッド周りのスペースにある程度余裕があるように感じられます。しかし、セミダブルサイズはシングルサイズより25cm幅が広いため、周りの家具を少なめにするなどの工夫が必要になります。特にワンルームなどで生活の道具の殆どを6畳のスペースに収めたい場合は、この横幅の差を十分考慮してください。

6畳
レイアウト例

8畳の部屋に置いた場合

寝室が8畳であれば、ベッドの他にある程度奥行きのある収納家具などを置く余裕も出てきます。部屋の空きスペースの広さには人それぞれ好みがありますし、ソファやその他の家具を色々置くためにもベッドはシングルサイズで十分、という考え方もあるでしょう。しかし良い睡眠を取るためには(ある程度体格の大きい方や寝返りを多く打つ方なら特に)シングルサイズよりもセミダブルサイズ以上のベッドを検討することをおすすめします。

8畳
レイアウト例

セミダブルサイズを選ぶ際に確認すべきポイント・注意点

ここでは、セミダブルサイズだけに限らず、ベッド選びの参考としていただきたいことをご説明します。

使用人数を守る

寝返りをしてゆっくり眠れるセミダブルサイズの使用人数は1人です。小さな子どもに添い寝するなど、使用する人の体格や状況により2人でも問題なく使える場合もありますが、基本的に一人の人が寝返りをしてゆっくり眠れる幅が考慮された、1人用のサイズとなります。ベッドに限ったことではありませんが、メーカーが規定する人数を超えて家具を使用することは、家具の破損につながることがありますので注意しましょう。

寝返りをしてゆっくり眠れる

優先順位を決めておく

シングルより1サイズだけ大きい...というイメージのセミダブルベッドですが、ベッドは大型の家具であることからコストの差もある程度大きくなってしまいます。ベッドを購入するときは、サイズの検討とともに、ベッドフレームの機能やデザインを重視するか、マットレスの寝心地を重視するかなど、自分なりの優先順位を決めておくことをおすすめします。

実際のサイズに近い現物を見て決める

カタログやWEBページなどで気にいったデザインのベッドを見つける場合があると思います。ベッドは同じデザインで何種類かのサイズを用意していることが多く、ヘッドボードのデザインによってはサイズが変わると全体の印象も変わります。また、コンセントの数などもサイズにより異なることがあります。できるだけショールームや店舗で現物を確認しましょう。

セミダブルでおすすめの寝具アイテム

セミダブルサイズも選べる、フランスベッドのおすすめ商品をご紹介します。

1. ベッドフレーム

【FAD-F2】

背もたれにちょうどいい角度のついたヘッドボードデザインが特徴。シンプルなレッグタイプの他、引き出し付き、跳ね上げ収納付き、電動ベッドタイプにもセミダブルサイズの設定があります。

【KA-01F】

木の素材感が際立つミニマルなデザイン。アブラヤシからつくった再生ボードを採用し、地球環境保全に貢献するシリーズ。

【GS-01F】

緩やかなカーブが天然木の豊かな表情を醸すモダンデザインの電動ベッド。セミダブルサイズも展開しています。

2. マットレス

【LT-5000(ミディアムソフト)】

除菌機能を持つ表生地を採用したべーシックなマットレス

【LT-5500 PW-MON(ハード)】

除菌機能を持つ表生地を採用。個人で分解可能な構造で環境にも配慮したマットレス。

【LTレガシー(ミディアムソフト)】

上質な寝心地と、環境負荷軽減を両立させたLife Treatmentシリーズ最上位のマットレス。

3. 掛け布団

【CS-01ダック】

ギャザーウォームキルトで効率的に身体を温める羽毛布団。

【CS-02ダック】

首回りに羽毛があつまり、フィット感と温かさがアップしたネックラウンドギャザーウォームキルト。

セミダブルで使いたいその他のおすすめのアイテム

セミダブルサイズも選べる、ベーシックなカバーリングや手入れがしやすいベッドパッド、ユニークな枕などをご紹介します。

【らくピタ シリーズベッドパッド】

ベッドメイキングがより簡単になる、すべりにくい素材を使用したベッドパッドシリーズ。

【エッフェスタンダード(掛ふとんカバー) 】

シックで落ち着いたカラーのベーシックなカバーコレクション「エッフェスタンダード」。サイズ展開も豊富です。

【ウミガメピロー】

様々な姿勢でリラックスできる、独自シルエットが特長の枕。

まとめ

寸法を確かめるセミダブルベッドについて、おわかりいただけたでしょうか。寝心地の面からは1人用としておすすめのサイズですが、日本の住宅は寝室として使える部屋がコンパクトである場合が多いため、他の家具とのバランスに悩む方も多いことでしょう。ベッドは店舗やショールームで実際に体感したうえで選ぶのが基本ですが、展示されている空間は広いため、家の部屋においた状態よりもベッドが小さく見えてしまう場合があります。まずはきちんと寸法を確かめて、後悔のないベッド選びをしてください。

寸法を確かめる

この記事の監修者

フランスベッド株式会社

スリープ研究センター
センター長 島田彰

寝具、睡眠に関する基礎研究と製品試験を行う。JIS規格を上回るフランスベッド独自の社内品質基準FES(フランスベッド・エンジニアリング・スタンダード)規格に基づき、取り扱い商品や部材、部品に至るまで強度試験、耐久性試験などの品質評価を実施し、より高品質な商品作りへの取り組みを行っている。