シングルベッドのサイズはどれくらい?
各サイズの比較と選び方
ベッドを購入するとき、まずは標準的なシングルサイズのベッドを検討する方が多いでしょう。
1人用として広く知られているシングルベッドですが、実際の大きさはどのくらいかご存知でしょうか。また、体格は人それぞれなのに、1人用だからとシングルサイズのベッドを選んでも良いのでしょうか。ここではシングルベッドの実際のサイズや、どのような人に向いているのかを説明するとともに、暮らしに合わせて選べる様々なシングルベッドを紹介していきます。
更新日:2024/10/17
シングルベッドのサイズは幅97cm×長さ195cm〜
シングルサイズのマットレスは幅97cm×長さ195cmです。シングルベッドのサイズ(ベッドフレームのサイズ)は、マットレスを載せるため、マットレスよりも大きい、ということになります。ヘッドボードのデザインが棚付き(キャビネットタイプ)であればその分長くなりますし、ヘッドボードやマットレス下の部分が張り出しているデザインであれば、横幅も広くなります。
部屋の広さとベッドのサイズのバランスでみたとき、シングルベッドは6畳以上の部屋ならば問題なく置くことができます。6畳より手狭な5畳や4.5畳の場合は、ベッドが占める面積がかなり大きくなり、圧迫感を感じるだけでなく、コンセントの位置やドアの開閉に注意しながら配置する工夫が必要になるかもしれません。広さのある8畳以上の部屋であれば、よりスペースに余裕が生まれるため他の家具とのバランスも取りやすくなります。
広めの部屋に2人で寝る場合には、ダブルサイズやワイドダブルにはせずにシングルベッドを2台置くと、それぞれの体格や好みに合わせたマットレスを選べるので快適な睡眠が期待できます。
シングルサイズとその他のサイズのちがいは、次のサイズ表で確認してください。
サイズ名称 | 幅×長さ | シングルサイズとの比較 |
---|---|---|
セミシングル | 85cm×195cm~ | 幅:-12cm |
シングルサイズ | 97cm×195cm~ | - |
セミダブルサイズ | 122cm×195cm~ | 幅:+25cm |
ダブルサイズ | 140cm×195cm~ | 幅:+43cm |
ワイドダブル | 154cm×195cm~ | 幅:+57cm |
※フランスベッドのマットレスサイズの比較表
シングルベッドが向いている人は?
シングルベッドはこんな人におすすめです。
1. 標準〜比較的小柄な体格の人
標準的な寝返りを想定した場合、マットレスの幅は肩幅の2.5倍以上が良いと言われています。
肩幅が40cmの人の場合、少なくとも40cm ×2.5= 100cmほどが必要ということになり、シングルサイズ(幅97cm)が条件に近いものとなります。
2. 部屋のスペースに限りがある人
シングルベッドは一人用のベッドとして標準的なサイズのため種類も豊富で、収納がついたものも数多く出回っています。ワンルームなど、スペースが限られる場合は、収納のついたシングルベッドがおすすめです。
3. 頻繁に模様替えをしたり、引っ越しをすることが多い人
シングルベッドは大きなサイズよりも移動がしやすく、模様替えの好きな人には向いています。
引っ越しのときにも、ワゴン車やミニバン車であれば、積み込むことが可能です。
4. 予算を抑えたい人
シングルベッドは他のサイズに比べて市場に出回っている商品が多く、幅広い価格帯から選ぶことができます。また、シングルサイズはシーツやベッドパッドの種類も豊富なので、リーズナブルなものを選べば寝装品の初期費用も抑えられるでしょう。
自分の体格に合ったベッドの選び方
快適な睡眠を得るためには、自分の体格に合ったベッドを選ぶことが大切です。
先に述べたように、ベッド(マットレス)の横幅が肩幅の2.5倍以上あると、快適に寝返りができるとされています。まずは肩幅を目安に、ご自分の体格にあったベッドの幅を割り出してみましょう。すると、シングルベッドでは意外に横幅が狭い、ということに気づくでしょう。
比較的しっかりした体格の方であれば、実際にはシングルより広いセミダブルサイズ以上のほうが快適な場合があります。また、人は寝返りをするとき、横方向だけでなく上下方向にも動いていますので、長さ方向についても身長より長いものが必要なのです。
とはいえ、寝返りの仕方には個人差がありますし、部屋のスペースに限りがあります。あくまでも快眠のための目安として覚えておいてください。
目的に合わせたおすすめのシングルベッドを紹介
ベッドの中で、最も様々な種類があるのがシングルサイズのベッドです。ここでは、こだわりや目的に合わせたシングルベッドを紹介していきます。
可動性や収納に工夫のあるおすすめのシングルベッド
シングルベッドを選ぶ際、限られたスペースを有効に使いたいなら収納力のあるベッドがおすすめです。引き出し付きやベッド下に収納スペースがあるタイプなら、季節物や普段使わないアイテムを効率的に収納できます。また、キャスター付きで移動が簡単なベッドを選ぶと、掃除や模様替えが楽になります。さらに折りたたむことのできるベッドであれば、部屋の隅に片付けておくことができ、部屋を広く使うことができます。また、エキストラベッドとしても便利です。
収納力のあるベッドが欲しい
【ファディア FAD-C2】
ベッドの収納で一般的なのは引き出し付きですが、スーツケースや長さのあるスポーツ用具なども収納できるのが「跳ね上げ収納」タイプです。
ガススプリングの働きにより、マットレスや布団を載せたままベッド下の収納スペースを開閉することができます。
簡単に移動できるベッドが欲しい
【ピスコ】
脚と木製キャスターがついており、脚側を持ち上げれば簡単に移動ができます。
ヘッドボードのないタイプも選べるので、省スペースにこだわる方にもおすすめです。
折り畳めるベッドがほしい
【パンテオン】
マットレスを載せたまま2つに折り畳めるベッド「パンテオン」。2分割マットレスには高密度連続スプリングを採用しています。キャスター付きで折りたたみ時でも簡単に移動できます。
QOL(生活の質)を向上させたい方におすすめのシングルベッド
新しいベッドを手に入れるなら「毎日の睡眠時間をもっと充実させたい」「寝室のインテリアにもこだわりたい」と考えている方もおられるでしょう。
充実したリラックスタイムを過ごすための電動リクライニングベッド、健やかな眠りのため衛生面にこだわったベッドフレーム&マットレス。フランスベッドでは、機能性の高いベッドフレームも各種ご用意しております。人生の3分の1を過ごすと言われるベッドですから、妥協せずに良いものを探してみてください。
スタイリッシュな電動リクライニングベッド
【グランサス】
高いデザイン性と機能性を両立したグランサスシリーズ。インテリアに馴染む木製タイプの他に4色から選べるレザー調のデザインがあります。
寝心地だけでなく衛生面にもこだわったベッド&マットレスのシリーズ
【ライフトリートメント】
すべてのグレードのマットレスに除菌機能を持つ生地を採用。ベッドフレームには抗菌シートを使用。特定の細菌によるリスクから快適な眠りを守ります。
フランスベッドのショールームであなたに合うベッドを選んでみませんか?
フランスベッドのショールーム・PRスタジオでは、数多くのベッドを取り揃えており、実際にその寝心地をご体感いただけます。スリープアドバイザーの資格を持ったスタッフがお客様一人ひとりのお話を伺い、最適な商品をご提案致します。
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まとめ
一口に「シングルベッド」と言っても、安価なものから機能性をそなえたもの、高級素材を使用したものなど様々な種類があることがおわかりいただけたと思います。
寝心地の良いマットレスは睡眠の質を向上させ、便利な機能のついたベッドは暮らしを豊かにしてくれます。長く使っていくものですから、新しくベッドを購入するときは、ぜひ実際にショールームや家具店に足を運び、自分自身が心地よく納得できるベッドを見つけてください。
この記事の監修者
フランスベッド株式会社
スリープ研究センター
センター長 島田彰
寝具、睡眠に関する基礎研究と製品試験を行う。JIS規格を上回るフランスベッド独自の社内品質基準FES(フランスベッド・エンジニアリング・スタンダード)規格に基づき、取り扱い商品や部材、部品に至るまで強度試験、耐久性試験などの品質評価を実施し、より高品質な商品作りへの取り組みを行っている。