よくある質問 マットレスの知識

高反発マットレスのメリットデメリットは?低反発との違いや選び方のポイント

更新日:2026/07/13

高反発マットレスについて特徴や主な素材などに触れながらメリット、デメリットを紹介します。
朝起きたとき、腰が痛いとか体が重いとか感じることはありませんか?高反発マットレスはこのような不快感を軽減したい方におすすめしたいマットレスです。
快適な眠りには、寝具との相性がとても重要になります。低反発マットレスとの違いや選び方のポイントについても解説しますので、大切なマットレス選びの参考にしてください。

高反発マットレスとはそもそもどんなマットレス?

高反発マットレスとは、腰などの過度な沈み込みを防ぎ、体をしっかりと支えながら、適度な弾力性により睡眠中に無理なく寝返りを打つことができる特徴があります。睡眠中の適度な寝返りは、快眠に欠かせない条件の一つで、体の特定の部位に負担が集中するのを防いだり、寝床内の温度や湿度を調整したりするなどの役割があるため、寝返りのしやすいマットレスを選ぶことで、睡眠の質を向上させることができます。
しかし一方で、一般的に高反発マットレスは硬め、と言われています。そのため体重が軽く、やせ型の方のなかには、高反発マットレスは硬すぎて寝心地が悪いと感じる方もおられます。

高反発マットレスの素材は?

マットレスには、スプリングが入ったマットレスと、ウレタンフォームやファイバーのみでつくられたノンスプリングマットレスがあります。一般に「高反発マットレス」と呼ばれる商品は、ノンスプリングマットレスです。ここではその素材の特徴について説明していきます。
高反発マットレスに使用される素材には、主にポリウレタンをスポンジのように発泡させた「ウレタンフォーム」素材、ポリエチレンやポリエステルなどの樹脂を繊維状にして立体的に成形した「ファイバー(樹脂)」素材があります。素材によって寝心地や通気性、お手入れのしやすさなどが異なります。
ウレタンフォームは様々な硬さや反発力を実現しやすい素材です。密度をはじめとしたウレタンフォームの仕様の違いにより寝心地が異なるのはもちろん、マットレスの寿命自体に違いが出ることもあります。高反発マットレスに使用されるウレタンフォームは反発力が高く、体をしっかり支え過度な沈み込みがないため寝返りがラクにできるのが特徴です。
「ファイバー」は、3次元構造体とも呼ばれる素材で、通気性が非常に高い構造になっています。高反発で軽量のため、三つ折りタイプなどの収納しやすい製品や、カバーを外してファイバー部分を水洗いできる製品などもあります。

よくある質問〜マットレスの知識〜の紹介はこちら:「ベッドのマットレスに使用される材料とは」>>

高反発マットレスのメリットデメリット

メリット

高反発マットレスのメリットは、スムーズな寝返りをサポートしてくれる点です。これは、強い反発力によって、寝返りをするとき押し返す力が働くため、少ない力で寝返りをすることができるからです。
寝返りにはマットレスに接している体の部位が体重で圧迫されることを防いだり、体温を調節したり、布団の中の温度や湿度を一定に保つなど、快適な睡眠のための大切な役割があります。スムーズに寝返りできないことが、夜中に目が覚める「中途覚醒」の原因になることもあり、寝返りしやすいマットレスに替えることで睡眠の質の向上につながる可能性が高くなります。
また、ファイバー素材を使用した高反発マットレスは内部に空気が通りやすい構造になっています。そのため通気性が良く湿気がこもりにくいためカビやダニの繁殖を抑え、清潔な睡眠環境を保ちやすいのもメリットです。

デメリット

高反発マットレスのデメリットは、寝心地が硬めに感じられやすい点です。特に体重が軽い方や筋肉量が少ない方が硬すぎるタイプを選ぶと、肩やお尻が程よく沈み込まず、体の一部に圧力が集中しやすくなる場合があります。ふんわりと包み込まれるような寝心地を好む方も不向きと感じることもあるでしょう。また横向きで寝ることが多い方は、マットレスに接する側の肩や腰まわりに圧迫感を覚えることがあります。高反発マットレスの中でも表面にクッション性のある素材を組み合わせた製品や、硬さを選べる製品の検討が必要になるかもしれません。
また、体をしっかりと支える反発力や長く使うための耐久性に配慮した設計の製品など、素材や構造によっては価格が高めになることがあります。他には、厚みや重量のある製品は移動や陰干しなどの日常的なお手入れに手間がかかる場合があります。

高反発マットレスと低反発マットレスの違いは?

高反発マットレスと低反発マットレスの主な違いは、素材の特性の違いによる「反発力」と「沈み込み方」です。
高反発ウレタンフォームは体をしっかりと「押し返す」のに対し、低反発ウレタンフォームは体の形に合わせて「ゆっくりと沈み込み、包み込む」ことが特徴です。
低反発マットレスには、主に低反発ウレタンフォームが使われています。低反発ウレタンフォームはゆっくり沈みゆっくり戻る性質をもっており、衝撃吸収性に優れた素材です。マットレスとしては、体の凹凸にフィットしやすく体圧を分散させやすいというメリットがあります。その反面、体が深く沈み込むため寝返りに力が必要になり、特に筋量が少ないご高齢の方には寝返りがしづらいマットレスだと言えます。また、体に密着するため通気性が悪くなるので、特に夏場には蒸れによる不快感があり、素材によっては温度依存性により夏場は柔らかく、冬場は硬くなり、寝心地が変わる場合があります。

一方、高反発マットレスは、体をしっかり支えて快適な寝返りをサポートしてくれるのが強みです。通気性の良いファイバーのマットレスは湿度の高い日本の気候には適しているでしょう。
このように、高反発マットレスと低反発マットレスにはそれぞれメリット・デメリットがあります。ではどのように選べば良いのでしょうか?

高反発と低反発はどう選ぶ?

高反発と低反発は、どのように選べばよいのでしょうか?それぞれに特徴は異なりますのでどちらがよいというものではなく、体格や寝姿勢、寝心地の好みに合わせて選ぶことが大切になります。ここでは、それぞれのマットレスがどのような方に合っているのかをご紹介します。

高反発マットレスが合うのはこんな人

高反発マットレスは、標準的な体格の方からがっちりとした方まで幅広い体型の方におすすめできます。
これは体をしっかり支えながら睡眠中の寝返りをサポートしてくれる特徴があるためです。
寝るときの姿勢では、仰向けで寝る方におすすめです。これは、腰やお尻など体重がかかりやすい部分を支えやすい構造の製品が多いためで、腰への負担を減らしたい方にも向いていると言われています。
通気性に配慮された製品が多いため、寝汗や湿気が気になる方にもおすすめです。
耐久性も高いので、一枚のマットレスを長く愛用したいと考えている方にも高反発マットレスは良い選択となるでしょう。

低反発マットレスが合うのはこんな人

低反発マットレスは、小柄な方ややせ型の方など体重が比較的軽い方におすすめです。これは、硬めのマットレスでは腰が持ち上がってしまうように感じる方でも、低反発マットレスの場合は体の形に沿って沈み込み、フィットしやすいという特徴があるためです。
寝るときの姿勢でいうと、横向き寝がメインの方におすすめです。肩や腰への圧迫を逃がしてくれるので、痛みやしびれを感じにくく快適な眠りが得られます。
体に密着しやすい特徴があるため「柔らかい寝心地が好き」「包み込まれるような感覚を好む」という方、寝返りによる振動が伝わりにくいのでパートナーと一緒に寝ていて相手の動きが気になるという方にも良い選択肢となります。

高反発マットレスを選ぶ際のポイント

高反発マットレスを選ぶ際のポイントは、硬さだけでなく素材の種類や耐久性、適切な厚さなどもあわせて確認することです。ここでは、「素材」「硬さ」「耐久性」「厚さ」の4つのポイントをご紹介します。

素材

高反発マットレスの素材にはウレタンフォーム、ファイバーなどがあります。
ウレタンフォームは、比較的手頃な価格帯の製品が多い素材です。ウレタンフォームのみでできている安価なマットレスはへたりが早いため、多少価格が高くても品質の良いものを選ぶことをおすすめします。上層に体圧分散性の高い柔らかい素材、下層にしっかりした高反発素材など、性質の違う素材を組み合わせた多層構造のウレタンフォームマットレスもあります。ただし、ウレタンフォームは総じて通気性が悪いためベッドの設置場所や寝室の湿気・結露などカビ対策に気をつける必要があります。
ファイバーは、空気の通り道が多く通気性が良い素材です。水洗いできる製品など清潔に保てるタイプもあるため、汗を多くかく方などに向いています。同じファイバーでも、ポリエチレン素材は熱に弱く、ポリエステル素材は熱に強いという特徴がありますので、気になる場合は品質表示ラベルなどを確認してみましょう。

硬さ

高反発マットレスの硬さは、体格や寝姿勢に合ったものを選ぶことが大切です。
仰向けになって寝たときに腰だけが大きく沈み込む場合は柔らかすぎる可能性があります。反対に肩や腰が浮いているように感じる場合は硬すぎる可能性があります。購入の際はなるべく実際に横になって、無理のない姿勢で寝られるかどうかを確認しながら選ぶことをおすすめします。また、ウレタンフォームの硬さは商品についているラベルなどに「N(ニュートン)」という単位で表示されている場合があります。一般的には体格がしっかりした方ほど高いニュートン数(硬め)のもの、体重が軽い方ほど低いニュートン数(柔らかめ)のものを選ぶと良いでしょう。

耐久性

マットレスを選ぶ際は、寝心地だけでなく何年使えるかという「寿命」や耐久性も大切なポイントです。毎日使用する寝具だからこそ、長く使えるかどうかは必ず確認しておきましょう。
ウレタンマットレスの場合、素材の品質によってへたりやすさが変わってきます。スペック表などに「D(デンシティ)」と呼ばれるウレタンフォームの密度の数値が表示されていることがあります。一般的には、このDの数値が高いほどへたりにくい傾向があるため、長く使用したい場合は密度もチェックしておくと良いでしょう。

厚さ

適切な厚さもマットレスを選ぶ際のポイントです。底つき感のなさとメンテナンス性を考慮して厚さを選びましょう。薄すぎるマットレスは体を十分に支えきれず、底つきして肩や腰に負担がかかる場合があります。一枚で使用する場合は、少なくとも10cm以上の厚さがあるものを目安にすると良いでしょう。一方で、厚みのあるマットレスは体を支えやすい反面、マットレス自体が重くなるため移動やお手入れに手間がかかることがあります。ベッドフレームに載せずに敷布団として使いたい方は折りたたみや自立できるタイプを選ぶと片づけやすく、こまめに移動することで湿気対策もしやすくなるでしょう。

よくある質問

高反発マットレスはどんな人におすすめですか?

高反発マットレスは、腰への負担が気になる方や寝返りのしやすさを重視する方に向いています。適度な反発力で体を支え、自然な寝返りをサポートしてくれるためです。
また、標準~しっかりとした体格の方、寝返りの回数が多い方にも合いやすい傾向があります。
通気性に配慮された製品も多いため、寝汗や湿気が気になる方にも良いでしょう。

低反発マットレスと高反発マットレス、どちらが良いですか?

低反発マットレスと高反発マットレスのどちらが良いかは、体格や寝姿勢、好みによって異なります。体を包み込むようなフィット感を重視する方には低反発、寝返りのしやすさや通気性を重視する方には高反発が合いやすいでしょう。
また、仰向け寝が多い方や横向き寝が多い方では適したタイプが異なる場合があります。可能であれば、実際の寝心地を体験しながら選ぶことをおすすめします。

高反発と低反発のマットレスはどちらが柔らかいですか?

一般的に柔らかく感じやすいのは低反発マットレスです。低反発マットレスは体の形に合わせてゆっくり沈み込み、包み込まれるような寝心地が特徴となっているからです。
一方、高反発マットレスは反発力によって体を支えるため、硬めのものが多いですが表面に柔らかな素材を使用している製品も多くあるので、実際の寝心地は製品によって異なります。

まとめ

ご紹介してきたとおり高反発マットレスは、腰などの過度な沈み込みを防ぎ、適度な弾力で押し返すことで、体をしっかり支えるマットレスです。質の良い睡眠のために欠かせない寝返りをしやすくすることや腰痛の軽減などメリットも多数あります。高反発マットレスを選ぶ際には、素材や硬さ、厚さによって寝心地や使い勝手が異なるため、実際に寝心地を試して選ぶようにしましょう。

マットレスをお探しならフランスベッド

高反発マットレスというと、ご紹介したウレタン素材やファイバー素材のマットレスがあげられますが、実は、高密度連続スプリングを使用したフランスベッドのマットレスは荷重を支えることに優れており、適度な反発性を兼ね備えています。
フランスベッドのマットレスは3層構造。高密度連続スプリングが入ったクッション層は、適度な硬さで体を面で支え、支持層で体圧を分散させます。そして、マットレスの感触に強く影響する表面部のソフト層に高反発フォームや、低反発フォーム、ファイバー素材などの様々な素地を組み合わせ、感触や寝心地にこだわった、寝返りのしやすいマットレスを実現しています。フランスベッドのショールームでは実際に寝心地を体感しながら、ご自身に合ったマットレス選びについて相談することができます。ぜひショールームへお越しください。

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この記事の監修者

上村英樹

フランスベッド株式会社
インテリア営業企画部 インテリア営業開発課 課長
スリープアドバイザー/スリープアドバイザー講師/電動ベッドアドバイザー/羽毛フィッティングアドバイザー

大阪経済大学経営学部を卒業後、1997年フランスベッド株式会社に入社。関西エリアで25年以上営業業務を経験後、インテリア事業本部へ。現在はベッドやマットレス、羽毛布団など広範囲にわたる商品知識と接客経験を活かし、スリープアドバイザー研修や新入社員研修等の社内研修講師を務める。

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