よくある質問 マットレスの知識

ベッドのマットレスに使用される材料とは

更新日:2020/8/31

マットレスに使われる材料には、さまざまなものが使用されています。材料によって寝心地や機能性が大きく異なるため、マットレスを選ぶ前にそれぞれの特徴を理解しておきましょう。ここではマットレスによく使用される材料と、それぞれの特徴について詳しく紹介します。

マットレスに使用される材料

高反発ウレタン

寝具に使われるウレタンは正しくは「ポリウレタンフォーム」といい、ウレタン樹脂に発泡剤を加えて発泡させた素材です。中でも、高反発ウレタンとは強い反発力を持ったウレタンフォームのことで、マットレスの材料に広く使用されます。跳ね返す力が強いぶん寝返りを打ちやすく、寝姿勢を安定させやすいのが特徴です。通気性にも優れているため湿気が溜まりにくく、アスリートやスポーツ選手の中には、その快適な寝心地から高反発ウレタンのマットレスを愛用している人も少なくありません。また、高反発ウレタンは、ウレタンの密度が高いほど劣化に強く、高級な高反発マットレスであれば10年近く使えるものも存在します。

低反発ウレタン

低反発ウレタンは、反発力を抑えたウレタンフォームのことです。元々低反発ウレタンは、アメリカ航空宇宙局であるNASAが宇宙開発のために開発した素材で、それをマットレスに応用する形で作られました。圧力のかかりやすい箇所だけが深く沈み込む特性を持ち、身体に負担をかけにくいメリットがあります。保温性も高く、包み込まれるような寝心地を得られる反面、低反発ウレタンを使ったマットレスは寝返りを打ちにくいデメリットもあります。

綿(わた)類

マットレスにはウレタンフォームだけでなく綿(わた)素材も使われます。表生地とともにキルティングされる事が多く、柔らかな寝心地を作り出す役割を担っています。素材としては羊毛などの天然繊維や、ポリエステルなどの化学繊維の綿があります。この綿の部分に保温性や吸湿発散性のなどの機能素材を採用しているマットレスもあります。

このほかにも、マットレスによってはブレスエアーなどの三次元構造体やラテックス(ゴム)を使用しているケースもあるほか、それぞれのメリットを同時に得るため、複数の材料を組み合わせて使っているマットレスも存在します。ちなみに、先に挙げた材料は、あくまでマットレスの「詰め物」です。マットレスの中には、詰め物に加えて内部にスプリングを入れて、寝心地や弾力性を調節しているものも少なくありません。スプリングを使用しているマットレスのことを「スプリング(コイル)マットレス」、使用していないマットレスのことを「ノンスプリング(ノンコイル)マットレス」と呼んで区別しています。

マットレスの具体的な選び方

予算や値段で選ぶ

マットレスは、使われている材料が同じでも品質や機能によって値段が異なることが多く、予算に合わせて選ぶことができます。購入の際は、あらかじめ予算を決めておいたほうが、最適なマットレスを選びやすくなるでしょう。ただし、どんな材料を使っていても、極端に安価なマットレスは耐久性に劣ることも少なくありません。ポケットコイルの袋が破れたり、ウレタンがヘタってしまったり、数ヶ月程度で寿命を迎えてしまうこともあります。一般的にはノンスプリングマットレスよりスプリングマットレスのほうが耐久性があります。すべてのマットレスに当てはまるわけではありませんが、マットレスの値段と寿命は比例しやすいことに留意しておきましょう。

また、マットレスを扱う寝具店や寝具の展示会では、実際に横になったうえでマットレスを購入することができます。実際の寝心地を確認できるので、自分にあったマットレスを選ぶ方法としておすすめです。使用している材料やスプリングの有無などを確認したうえでマットレスを吟味しましょう。

合わないマットレスを選んでしまった時の対処法

最後に、合わないマットレスを選んでしまった時の具体的な対処法を紹介しましょう。身体に合わない、もしくは品質の劣化したマットレスを使用し続けていると、睡眠中に寝苦しさを覚えやすくなります。結果として不眠や腰痛などに繋がることもあるため、可能であれば身体に合わないマットレスは早急に取り替えることをおすすめします。

ただ、マットレスは処分しにくいうえ、予算によっては買い替えるのも難しいかもしれません。そのため、マットレスが合わないと感じた際は、トッパ―といわれるものや、ベッドパッドや敷パッドを使用してマットレスの固さや通気性を調節するのも手です。一時的な方法ですが、上手く調節できれば睡眠中の寝苦しさが解消できます。マットレスに使用されている材料の多くは、修理や修繕を行うことが困難です。劣化したマットレスの品質は元に戻せないことを留意しておきましょう。買い替えや修理が難しいため、間違ったものを選ばないように、マットレスの材料は具体的な特徴を熟知したうえで選択する必要があります。

{{ link.mainTitle.about }}

もっと見る

フランスベッドの商品情報

PAGE TOP

ショールームはこちら

ショールーム一覧 ショールームWEB予約 ショールームイベント情報