一人暮らしのベッドのおすすめは?
種類や選び方を紹介
一人暮らしを始める時の楽しみのひとつとして、「最新式の家具を置きたい」「色を統一させたい」など自分好みに部屋のインテリアを考えることがあるのではないでしょうか。その中でも注目したいのは、睡眠時の寝具選びです。敷布団かベッドだとどちらのほうが自分に最適なのか、ベッドにする場合、数ある種類の中でどのベッドにすれば良いのか迷うこともあるでしょう。ここでは一人暮らしをする時におすすめしたいベッド、また自分に最適なベッドのサイズや特徴についてご紹介します。
更新日:2024/11/20
一人暮らしにおすすめなのはベッド?敷布団?
一人暮らしをするにあたり、ベッドと敷布団のどちらで寝るのがいいのでしょうか。どちらにするか迷った時は、ベッド、敷布団それぞれの持つ特徴を踏まえたうえで、部屋のスペースやライフスタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
ベッドだと布団を敷く必要がない
敷布団の良い点は、収納すればその分のスペースが空くので部屋を広く使えることです。休日などに家族や友人を部屋に招いてもスペースを広く使うことが可能です。生活のリズムという意味でも寝る前に布団を敷き、起きたら畳んで収納することで生活にメリハリがつくためメリットといえますが、一方で、この作業を毎日行わなければならないので、手間だと感じる人にはデメリットともいえます。
ベッドの場合は布団を敷いたり畳んだりする手間が省けることが大きなメリットになります。一人暮らしを始めると環境が大きく変わり、何かと忙しい日々を過ごすことになるかもしれません。疲れて帰ってもすぐに寝ることができるベッドは、忙しい毎日を送ることになる人にはおすすめです。
収納付きベッドを選べば収納が増える
ベッドを置くと、収納家具を置くスペースが減ってしまうと考える方もいるかもしれません。しかし、ベッド下が収納スペースになっているもの、引き出しが付いているもの、ベッドの頭側に物が置けるような棚があるものなど、ベッド自体に収納スペースが付いているものがたくさんあります。一人暮らしの部屋は、一般的にワンルームや1Kなどの間取りが多いため、ベッドを置きたいけれどたくさん他の物を置けなくなって困るという場合は、収納付きのベッドを選ぶことで、収納スペースを確保することができます。ベッドを選ぶ際は参考にしてください。
一人暮らしにおすすめのベッドサイズは?
一人暮らしにおすすめのベッドサイズはどれくらいでしょうか。念願の一人暮らし、寝る時はゆったりしたいからと大きめのサイズにしたら、部屋が狭くなり快適ではなくなってしまったとか、部屋を広々と使いたいから小さめサイズのベッドにしたら、上手く寝返りが打てないなどということもあります。一人暮らしに大切なポイントとなるおすすめのベッドサイズをご紹介します。フレームを含めるとベッドサイズはデザインにより異なるため、ご紹介するサイズの具体的な数字はマットレスのサイズとしています。
理想のベッドサイズは肩幅の2.5倍以上
ベッド選びの時にまず始めに考えるべき大切なポイントは、寝返りが打てるかどうかということです。人は一晩に20~30回の寝返りを打つといわれていますが、寝返りを打てる寝心地の良いベッドサイズはどれくらいなのでしょうか。一般的に理想のベッドサイズは肩幅の2.5~3倍ほどが最適とされています。次に「セミシングル」「シングル」「セミダブル」のベッドサイズを紹介します。肩幅を測り、自分に合うベッドサイズはどれなのか参考にしてみてください。
セミシングルベッドのサイズ(幅約85×195cm)がおすすめの人
セミシングルベッドは、シングルベッドよりも幅は12cm程度小さく、長さはシングルベッドと同じです。小柄な方向けのベッドで、お部屋のスペースを広く使える他、ほかのサイズに比べてマットレスが小さく軽いためシーツ替えやマットレスの手入れがしやすいことも特徴として挙げられます。しかしシングルサイズに比べて一般的ではないため、好みにあうシーツなどが見つかりにくいサイズでもあります。
シングルベッドのサイズ(幅約97×195cm)がおすすめの人
シングルベッドは最も一般的なサイズで、セミシングルより12cm程度大きくなっています。大人一人が寝るのにちょうど良いサイズのため、一人暮らしにはぴったりなサイズといえるでしょう。例えば6畳ほどの部屋の場合、部屋の3~4分の1を占める大きさになるので、空いたスペースにテレビ台などの家具を置くことも可能です。一般的なサイズであるため、ベッドのタイプや、シーツ、布団カバーなどの種類も豊富にあります。
セミダブルベッドのサイズ(幅約122×195cm)がおすすめの人
セミダブルベッドは、シングルサイズと比較すると、幅が25cmほど大きくなっているため肩幅が広めの方、またベッドをゆったり広々と使いたいという方におすすめのベッドです。当然シングルサイズのベッドよりも幅が広くなりますので、部屋が狭い場合には向いていませんが、セミシングルやシングルサイズよりも格段にゆったり使え、寝返りもしやすいサイズです。揃えたい家具などが多くある場合は、部屋の広さを十分に考慮したうえでベッドのサイズを決めましょう。
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ベッドの種類と特徴
ベッドのサイズを決めたら、次はベッドの種類を選びましょう。ベッドの種類は非常に多く幅広いため選ぶのは大変かもしれません。ここではベッドの種類とその特徴について紹介していきます。どのような部屋にしたいかをイメージしたり、寝ること以外の用途を考えたりしながら自分にあったベッドの種類を選択しましょう。
収納付きベッド
収納付きベッドは、ベッド下に引き出しが付いているものが最もポピュラーです。収納付きベッドの中でも容量が大きいものを選べば、新たに収納ボックスなどの家具を置く必要もなくなるでしょう。
スーツケースなど大きくて頻繁には使わないものを収納するには、跳ね上げ収納が便利です。大きな力を使うことなくマットレスごと持ち上げ、ベッド下を収納として使うことができます。
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引き出し付き
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跳ね上げ式収納付
また、ベッドの頭側に小物などが置けるヘッドボードをキャビネットタイプといいます。キャビネットタイプには、コンセントやライトがついたものなど様々な種類があります。
また、棚のないヘッドボードをフラットタイプといいますが、スマホを置ける工夫をしたフラットタイプの商品もあります。
部屋の広さを重視するならローベッド、フロアベッド
高さがあるベッドは、どうしても圧迫感を覚えてしまい、部屋が狭く見えてしまうことがデメリットになります。一般にローベッド、フロアベッドと呼ばれる低めのベッドであれば、部屋が広々として見えます。他の家具も低めのもので統一することでより開放感のある部屋に見せることができます。
フランスベッドでは高さ調節が可能なベッドフレームを多数展開しています。最初はロータイプにして使い、暮らしの変化にあわせて高さを変えることができるのでお勧めです。
すのこベッド
人は、夏も冬も寝ている間に汗をかいています。そのためマットレスには湿気が溜まりやすいのです。
すのこに脚がついたような構造のシンプルなベッドは一般的に「すのこベッド」と呼ばれ、手頃な商品が出回っています。通気性が良いイメージがありますが、床からの高さが足りないと湿気が逃げないこともあるので、注意が必要です。
フランスベッドのベッドフレームは、マットレスを受ける床板(とこいた)部分がすのこ状になっています。
なかでもウエーブ加工を施した木材を使用した床板(とこいた)は、通気性の良さはもとよりマットレスが滑りにくく、しっかりとした作りになっています。
ベッドを選びに行く時は、ぜひマットレスの下にある床板(とこいた)もチェックしてみてください。
システムベッド
「システムベッド」というと、子供部屋などで使うベッドの下に学習机があるようなものをイメージする方が多いかもしれません。
フランスベッドをはじめとしたベッドメーカーで「システムベッド」と呼ぶのは、同じデザインのヘッドボードに対して、カラーやフレームタイプをセレクトできるベッドシリーズのことです。
フレームタイプは、シンプルなシングルクッションタイプをはじめ、寝心地を追求したダブルスプリング、引き出しや跳ね上げ収納のあるもの、電動リクライニング仕様など、暮らしに合わせたさまざまなデザイン・機能から選ぶことができます。
異なるフレームタイプでも高さが合うように設計されているため、2台以上並べてもインテリアの統一感を損ないません。
ソファベッド
ソファベッドとは、その名のとおりソファにもベッドにもなるという便利な家具です。ワンルームや1Kなどの間取りで一人暮らしをする場合、ソファとベッドを両方置くとなると、スペース的に難しいことも多いでしょう。ソファベッドであれば、昼間はソファとして使用でき、夜はベッドとして使うなど1台で2役をこなしてくれるので、限られたスペースを有効活用できるのが大きなメリットです。ただし、寝る時は布団を敷いたり、ソファとして使う場合は畳んだりなどの手間が発生する他、布団を収納するスペースも必要になるため注意が必要です。
フランスベッドではソファベッドに収納がついたストレージタイプも取り扱っています。また、ソファベッドにもマットレス同様のスプリングを採用しており、本格的な寝心地を実現しています。
折り畳みベッド
折り畳みベッドは、畳んでコンパクトにすることができるため、収納すればその分部屋を広々と使うことができます。折り畳みベッドの上に布団を敷く場合は、布団ごと折り畳んで収納することも可能であるため、布団を出したりしまったりする手間もありません。キャスターがついているので移動すれば掃除や急な来客があった時、引越をする時などに対応しやすいことも魅力の一つといえるでしょう。また、折り畳みベッドの中には、リクライニング機能が付いたベッドもあるので、寝るだけでなく、リラックスしたい時にも使えます。
脚付きマットレス
脚付きマットレスは、ベッドフレームやヘッドボードが無い分部屋がすっきりかつ広々として見えます。マットレスは湿気の問題から床に直接置いて使うことができませんが、脚付きマットレスの場合はマットレスの下に空間があるため、通気性が確保できます。
ベッドフレームを購入する必要がなく、比較的安いものが多いので一人暮らしの初期費用を抑えるために検討する方も多いでしょう。本体に脚を取り付けるだけなので、組み立てが簡単なこともメリットと言えます。注意点として、脚付きマットレスは普通のマットレスのようにローテーション(上下/裏表の入れ替え)できず上の面しか使用できません。できれば定期的に頭側と脚側を入れ替えるか、寝る向きを変えるなどして部分的に負荷がかからないようにすると、長く使っていくことができます。
ロフトベッド
ロフトベッドは、階段やはしごなどを使って上り、高い位置で寝るタイプのベッドです。フランスベッドでは取り扱いがありませんが、ベッドの下の空間を自由に使えるので、子供部屋やIKの一人暮らしの部屋などスペースが限られているときには便利なベッドと言えます。ベッド下のスペースには、サイズが合えば二人掛け用のソファや、作業台などを置くことも可能です。デメリットは、重量や安全性の問題からマットレスが薄く簡易なものになることで、寝心地の良さという点では普通のベッド&マットレスのほうがおすすめです。それよりも狭い部屋のスペースをとにかく有効に使いたい、という方にはロフトベッドが向いているかもしれません。
一人暮らしのベッドの選び方とは?
ベッドのサイズや種類を把握したら、いよいよベッド選びです。ここではベッド選びの時に最も重要視される項目を紹介しますので、これまで説明したそれぞれの特徴を踏まえたうえで、自分は何を重視したいのかを考えて選びましょう。
値段で選ぶ
一人暮らしを始める時の懸念点として、費用が挙げられます。人生の三分の一を過ごすといわれるベッドですから、できるだけ良いものを選んでおきたいところですが、家具だけでなく引越の資金や部屋の初期費用など様々な費用がかかるため、ベッドの値段はできるだけ抑えたいと考える方もいるでしょう。
実際に数年単位で生活が変化することもあり、ベッドも選び直すことになるのが多いのも事実です。
一時的なものと割り切って価格重視で選ぶか、マットレスだけは良いものにするか、いっそしばらくは布団で暮らしてみるか。
いずれにしても布団やベッドは、何を選ぶかによって生活の質を大きく変えるものです。ベッド・寝具売り場に直接足を運んで、納得のいく商品を見つけてください。
部屋を広く見せられるものを選ぶ
少しでも部屋を広く見せたいという方におすすめなのは低めのベッドです。一般的な一人暮らしの部屋はワンルームや1Kで6~7畳の広さが多く、収納スペースが少ないため、後から収納家具を置くと狭く感じてしまうことがあります。そのような場合、ベッドに高さがないと部屋の圧迫感が少なくなり、部屋全体が広々として見えます。また枕元に小物を置きたい方は、薄型のキャビネットタイプのヘッドボードがおすすめです。キャビネットタイプにはコンセントがついていることが多いので、スマートフォンの充電ができて便利です。半面、部屋を広く見せることにこだわるなら、あえてヘッドボードのないタイプを選ぶのも一案です。
ベッドにも収納スペースが欲しい
一人暮らしの場合には、収納スペースがなくてほとんど物が置けないということも考えられます。収納スペースをしっかり確保しつつ部屋をすっきり見せたいと考えている方には「収納付きベッド」がおすすめです。ベッドを配置するとなると、どうしても部屋のスペースを大きく占めてしまいますが、そのベッド下に引き出しがあれば、洋服やタオルなどたくさんの収納ができるので便利です。
他のインテリアと調和しやすい白系の色を選ぶ
インテリア雑貨には白色を基調としたものが多くありますが、それに合わせてベッドも白系のものを選ぶと、部屋になじんで調和しやすいのでおすすめです。原色や暖色系の色は、圧迫感が出やすいですが、白は膨張色のため部屋を広く見せる効果もありますので部屋の狭さで悩んでいる場合は、ベッドなどの大型家具を白に統一することで、圧迫感をなくすことができるでしょう。
ベッドで一日中ゆっくりしたい
休みの日は、外に出かけずにベッドで1日中過ごしたい、またはベッドの上しかくつろげる場所がないから1日中ベッドの上にいる…という場合もあるでしょう。
しかし、ただゴロゴロしているだけでも疲れてしまうことがあります。そのような時は、さまざまな姿勢を支えてくれる枕を利用するのもおすすめです。
ウミガメピローは独自の形がどんなポーズも支えてくれ、寝るときもくつろぐときも使えるので一人暮らしにもおすすめです。
一人暮らしの女性のベッドを選ぶポイントは?
一人暮らしの女性がベッドを選ぶ時は、上記で紹介したようなポイントを参考にすることに加えて「ベッドサイズ」「組み立てやすさ」「おしゃれなデザイン」を特に重視して選ぶと良いでしょう。
【ベッドサイズ】
部屋の広さと自身の体格を考慮したうえでサイズを選ぶようにしましょう。特に小柄な女性の場合は、セミシングルベッドという選択肢もあります。小さめのベッドにして、空いたスペースを使って他の家具を置くなど部屋のスペースを有効活用できます。
【組み立てやすさ】
ベッドは、届いてから自分で組み立てるタイプもあります。選んだベッドによっては、一人での組み立てが難しい場合もあるので注意が必要です。自分一人で組み立てられない時は、家族や友人などに手伝ってもらわなければならない可能性もあるため、組み立てが必要かどうかも考慮してベッドを選ぶようにしましょう。
家具店などでは、配送・設置費用を込みで販売をおこなっている店舗もあります。
【おしゃれなデザイン】
一人暮らしの部屋は自分だけの空間のため、おしゃれにしたいと考える人も多いでしょう。特にベッドは部屋の中でも存在感がある家具のため、こだわりのベッドフレームデザインにするのも良いでしょう。その中でもナチュラルな色のベッドフレームは、清潔感もあり、部屋がすっきりと広く見えるためおすすめのです。
一人暮らしの男性のベッドを選ぶポイントは?
上記で紹介したようなポイントに加えて、男性が一人暮らしをする時に特に重要視したいポイントは「ベッドサイズ」と「デザイン」です。
【ベッドサイズ】
男性の一人暮らしは、シングル・セミダブル・ダブルの中で検討するのがおすすめです。シングル(幅約97×195cm)は細身~中肉中背の方に向いているベッドですので体格が大きめの男性は、窮屈に感じる可能性があります。セミダブル(幅122×195cm)は、幅が広くなるため、男性一人でゆったり眠れて、寝返りにも問題のないサイズでしょう。ダブル(幅140×195cm)の大きさは、基本的には二人で寝ることを想定したサイズですが体格が大きい方であれば一人で利用しても良いでしょう。シングルやセミダブル、ダブルといったサイズは幅のことを指していますので、身長が高い方はベッドの丈を「ロングサイズ」にするのがおすすめです。ロングサイズのベッドは205cm~215cmほどとなっています。一般的に快適に眠れるマットレスの長さは身長×1.05+15cmといわれていますので身長が180cm以上の方は、通常のベッドの長さである195cmでは足がはみでてしまう可能性があるため、幅に加えて長さのことを考えてロングサイズのベッドを検討するようにしましょう。
【デザイン】
自分だけの空間を楽しめるようにデザインも考えて選びましょう。例えばヴィンテージテイストのベッドや、細くて抜け感のあるおしゃれなパイプベッド、その他にも高品質なフェイクレザーを使ったベッドなどもあります。このようなデザインのベッドを選んでモダンな部屋にするのも素敵です。
睡眠環境を整えて質の良い睡眠を
システムベッド【ファディア】は、引き出しの深さが2タイプから選べるほか、スーツケースなどの大型荷物を収納できる跳ね上げタイプ(マットレスをのせたままガス圧の力で楽に開け閉めできます)まで揃えたシリーズで、収納をなるべく多く確保したい一人暮らしにも最適なベッドシリーズです。
フレーム表面には抗菌剤入りシートを使用、脚付きのレッグタイプはフレーム下にお掃除ロボットが入る高さになっていますので、綺麗好きな方にもおすすめです。
ショールームで
ぜひご確認ください
まとめ
一人暮らしの部屋の間取りは、ワンルームや1Kなど限られたスペースであることがほとんどです。そんな中で特に睡眠時に欠かせない寝具の一つであるベッド選びは重要です。低めのベッドで狭い部屋を広々と開放的に見せたり、足りない収納分を収納ベッドで補ったり、ソファと兼用したソファベッドといった、寝る以外にも様々な用途として使用できるベッドなど、最近のベッドは種類が豊富にあります。一人暮らしでベッドを選ぶ際は、何を重要視するのかを事前に決めておき、自分だけの素敵な空間を作り上げて楽しみましょう。