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マットレスに布団乾燥機は使える?マットレスのお手入れの方法を解説
更新日:2025/03/14
毎日の睡眠に当たり前に使用しているマットレス。心地よい睡眠を維持するためにマットレスのお手入れはとても大切です。マットレスのお手入れ方法はいくつかありますが、その一つとして布団乾燥機を使うことはできるのでしょうか?本記事ではマットレスの素材別の布団乾燥機の使用可否と、使用する場合の注意点、使えない場合のお手入れ方法などを解説します。
マットレスの素材別 布団乾燥機の使用可否
普段使っているマットレスにはどんな素材が含まれているかご存じでしょうか?
マットレスに布団乾燥機を使用することができるかどうかは、使われている素材の耐熱性が重要になります。
まず、マットレスは内部に金属素材のバネを使用しているスプリングマットレスと、使用していないノンスプリング(ノンコイル)マットレスに分けられます。ノンスプリングマットレスはクッション材単一で作られていることが多いので布団乾燥機の使用可否の判断がしやすいといえます。それに対して、スプリングマットレスは、身体を支えるための金属素材のバネに加え、寝心地を向上させるためのクッション材や側生地(カバー)が組み合わせて作られているので判断が難しいところがあります。
どちらのマットレスも、寝心地や寝姿勢、身体への負担を軽減させる機能性を活かすために様々な素材が使われていますが、ここでは一般的にクッション材として多く使われているウレタン、ファイバー、ラテックスの布団乾燥機の使用可否についてご紹介します。
| 素材 | 使用可否 |
|---|---|
| 高反発・低反発ウレタンフォーム素材 | 使用可能なものが多いですが、一般的には高温にあまり強くないので設定温度には注意が必要です。また、長時間熱を当て続けると、寝心地が変わる可能性があります。 |
| ファイバー素材 | 一部耐熱性に優れた素材もありますが、熱に弱いものが多く、ポリエチレン系素材の場合は損傷や変形の恐れがあります。使用の前にメーカーの推奨温度を確認しましょう。 |
| ラテックス素材 | 比較的熱に強い素材なので利用可能なことが多いです。ただし、ラテックスにも種類があるので、長時間高温で処理をしたい場合は耐熱性について確認をとりましょう。 |
まずは、お持ちのマットレスの商品タグや取扱説明書を見て、使われている素材や注意事項を確認してください。だだし、素材として使用可能な場合も、寝心地に影響を与えたり、劣化を早めてしまったりする原因にもなるため長時間使用することはおすすめできません。
マットレスに布団乾燥機を使う場合の注意点
布団乾燥機の主な目的は湿気を取り除くことです。寝具を乾燥させることで、快適な寝心地を得ると同時にカビの発生やダニの繁殖を防ぐことができます。ただし、広範囲に水分を含んだ寝具を乾かすほどのパワーはありません。そのことを前提に、気を付けておきたい注意点を2つご紹介します。
乾燥させるのを布団乾燥機に頼りすぎない
マットレスの表面・裏面どちらも乾燥させたほうが良いのは当然ですが、厚みがあるので底まで乾燥させるのは困難です。布団乾燥機の規定時間を守っても、熱や風が行き届かず完全には乾燥させられない可能性があります。とはいえ、本来の使用時間以上に布団乾燥機を使うのは、マットレスの寿命の観点からおすすめできません。布団乾燥機に頼りすぎず、マットレスの底に湿気がたまらないよう定期的に立てて乾燥させたり、向きをローテーションしたりして使用するなど心がけてください。
ダニ対策
ダニの死滅には50℃以上の温度が必要です。乾燥機の温度を50℃~70℃で設定し、90分を目安にするとよいでしょう。ダニアレルギーの主な原因は、ダニのフンや死骸です。ダニ対策での布団乾燥機使用後は必ず掃除機でダニの死骸やフンを吸い取りましょう。
マットレスはその構造上ダニが内部に逃げていく可能性があるため完全に退治するのは困難といえます。できるだけ、ダニが発生する状況をつくらないよう、心がけましょう。
布団乾燥機が使えない場合のマットレスのお手入れ方法
布団乾燥機が使えないマットレスを使用している場合は、どのようにお手入れをすればよいのでしょうか?布団乾燥機が使えない場合の具体的なマットレスのお手入れ方法についてそれぞれの状態別にご紹介していきます。
マットレスを乾燥させたいとき
マットレスの底面にたまってしまった湿気を取り除きたい場合など、マットレスを乾燥させたいときは次に紹介する「風」を使った方法が効果的です。
風通しの良い場所で自然乾燥させる
風通しの良い場所で湿気がこもらないように注意しながら、自然乾燥をさせるのがひとつの方法です。ただし、天日干しするとマットレスが劣化する原因につながりやすいのでおすすめできません。天日干しは避けて、日陰で自然乾燥させるようにしましょう。窓から風が入りやすい部屋があればそこにマットレスを移動させると良いでしょう。湿気がたまりやすい底面もしっかりと乾燥できるように立てかけて干すのがポイントです。
扇風機などを使う
風通しの良い場所がない場合やマットレスを移動させられない場合などは、自宅にある扇風機やサーキュレーターなどを使うのも効果的な方法です。湿気を取り除きたい部分に風が直接あたるように設置して、一定時間あてつづけましょう。
マットレスのダニを予防・除去したいとき
マットレスの大敵ともいえるダニの予防・除去をしたいときは、順序に気を付けて次のように行うと良いでしょう。ご自身での対応が難しい場合は、専門の業者などにダニ退治を依頼する、もしくはマットレスを買い替えることも検討してみてください。
マットレス対応のダニ駆除薬剤を使う
ダニを除去したいときは、ダニ駆除薬剤を使うのがおすすめです。ホームセンターなどでたくさんの種類が販売されていますが、必ず「布団・マットレス対応」と記載のものを選びましょう。
掃除機で吸い取る
ダニ駆除剤で退治したあとは掃除機で念入りに吸い取り除去してください。ダニの死骸や抜け殻をそのまま放置すると「ダニアレルゲン」と呼ばれる物質が付着したままになってしまいアレルギー性疾患を引き起こす可能性もあります。
ダニ再発の予防をする
ダニを除去した後は、再び発生するのを予防します。具体的には防ダニシーツや、除湿敷きパッドの使用などでの対策が考えられますが、それに加えて普段から清潔に保てるように定期的にメンテナンスすることも大切です。
関連コラム「マットレスのダニ対策(退治・除去・予防) 家庭でできる方法は?」
マットレスのカビを予防したいとき
カビを予防したいときは、次の方法を試してみると良いでしょう。
風通しの良い場所に置く
カビは温度が20~30℃、湿度が60%以上の環境で繁殖しやすいといわれています。風通しの良い場所に置いて湿気を取り除くことで、マットレスのカビ予防になります。先に述べたマットレスを乾燥させたい場合の方法を試してみてください。
マットレスを床に直接置かない
カビは、汗や皮脂だけでなく結露によって繁殖する場合もあります。結露は、マットレスと床との温度差で発生しやすくなるので、床に直接マットレスを置くのは避け、ベッドフレームに載せてください。特に温度差が大きくなる冬場は注意が必要です。マットレスと床の間に空間を作り通気性を向上させることで、結露を防ぐことが重要です。
マットレスの嫌なにおいを取り除きたいとき
マットレスがにおう主な原因は、汚れの部分で雑菌が繁殖してにおいを発生させるためです。
すでに発生している嫌なにおいの対策としてはマットレスに付着した雑菌や汚れを物理的に取り除くことが一番効果的です。ただし、マットレスは水洗いできるものでも、自分でしっかり乾燥までさせることは困難です。マットレスそのものを洗ってにおいを取り除きたい場合は、専門のクリーニング業者に依頼したほうが確実です。ご自宅では、まず次の方法を試してみると良いでしょう。
マットレス以外の寝具をしっかり洗う
においの原因はマットレスだけに限りません。マットレスカバー、ベッドパッド、タオルケットや枕も、使用し続けることで寝汗や皮脂が付着します。ですから、まずは洗える寝具をしっかり定期的に洗いましょう。
汚れに応じた対応をする
原因がわかっていて、かつ狭い範囲の場合は具体的な対応をとることが効果的です。
例えば嘔吐や皮脂などがしみ込んだ場合には、重曹を撒いてしばらく放置してにおいを吸着させ、その後掃除機で吸い取るなどの方法があります。
除菌機能をもつ寝具を使う
悪臭の原因菌を除菌する機能を持つベッドパッドなどを使うのも一つの方法です。
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まとめ
マットレスは使用されている素材によって、布団乾燥機が使えるものとそうでないものがあることをご紹介しました。布団乾燥機が使えるマットレスについても、マットレスおよび布団乾燥機の取扱説明書をしっかりと確認し、記載の注意事項を守って使うようにしましょう。布団乾燥機を使うのは、マットレスのお手入れ方法の一つにすぎません。布団乾燥機を使うことにこだわりすぎず、湿気をためないこと、適切な寝具を組み合わせてマットレス本体を保護すること、この2つを意識したお手入れで大切なマットレスを長持ちさせてください。
この記事の監修者
上村英樹
フランスベッド株式会社
インテリア営業企画部 新規営業開発室課長
スリープアドバイザー/スリープアドバイザー講師/電動ベッドアドバイザー/羽毛フィッティングアドバイザー
大阪経済大学経営学部を卒業後、1997年フランスベッド株式会社に入社。関西エリアで25年以上営業業務を経験後、インテリア事業本部へ。現在はベッドやマットレス、羽毛布団など広範囲にわたる商品知識と接客経験を活かし、スリープアドバイザー研修や新入社員研修等の社内研修講師を務める。








