よくある質問 マットレスの知識
マットレスカバーの種類と選び方
更新日:2024/12/06
マットレスの汚れを防ぐ寝具アイテムの一つにマットレスカバーがあります。汚れの主な原因には「寝汗」がありますが、寝汗が染みついた寝具をそのままにしておくとシミやカビの発生にもつながります。心地よい睡眠環境をつくるためにも、マットレスカバーを取り入れましょう。マットレスカバーの特徴から選び方、メンテナンス法まで紹介します。
マットレスカバーの特徴
マットレスカバーは、人が寝ている間にかく寝汗の侵入を防ぎ、シミやカビ等の汚れからマットレスを保護する役目があります。マットレスの角または上下にカバーをひっかけて引っ張るように装着します。大きくて重いマットレスをずらしたり、持ち上げたりする必要がないので1人でも簡単にできますし、カバーが汚れてもすぐに外して洗濯できます。マットレスカバーの特徴をまとめると、次のようになります。
- マットレスの汚れを防ぐ
- 取り外しが簡単にできるので洗濯もしやすい
- サイズや種類も豊富
マットレスカバーのサイズ
マットレスカバーのサイズですが、厚さが30cmのものが一般的です。マットレスの厚さが30cm以外ですと、カバーの余った部分をマットレスの下部に巻き込ませて使います。マットレスサイズに対応した主なカバーサイズをまとめました。
ベッドサイズ | マットレスの寸法 | マットレスカバーの寸法 | 主な特徴 |
---|---|---|---|
シングル | 幅97cm×長さ195cm×高さ20cm前後 | 幅97cm×長さ195cm×高さ30cm | 1人で使いたい方 |
セミダブル | 幅122cm×長さ195cm×高さ20cm前後 | 幅122cm×長さ195cm×高さ30cm | 1人でゆったり使いたい方 |
ダブル | 幅140cm×長さ195cm×高さ20cm前後 | 幅140cm×長さ195cm×高さ30cm | 2人で使いたい方 |
ワイドダブル | 幅154cm×長さ195cm×高さ20cm前後 | 幅154cm×長さ195cm×高さ30cm | 2人でゆったり使いたい方 |
クイーン | 幅170cm×長さ195cm×高さ20cm前後 | 幅170cm×長さ195cm×高さ30cm | 2人でゆったり使いたい方 |
キング | 幅194cm×長さ195cm×高さ20cm前後 | 幅194cm×長さ195cm×高さ30cm | シングルサイズ2台分の幅をもつ大型サイズ |
マットレスカバーの選び方
マットレスカバーも生地によって特徴や肌ざわりも変わってきます。1人ひとりの好みも違いますので、より自分にあったマットレスカバーを選んでもらうために、生地の名前と肌触りの特徴をまとめました。
生地名 | 特徴・肌触り |
---|---|
ブロード | 通気性、吸水性、発散性に優れさらっとべたつきのない肌触り |
サテン | 艶と光沢がありすべるような滑らかさで、贅沢感のある肌触り |
オックス | 表面に凹凸があり、さらっとべたつかない肌触り |
タオル | 吸湿性があり、肌に優しいふんわりした肌触り |
フランネル | 保温性のあるふっくらとしたあたたかな肌触り |
ボア | 起毛され保温性のあるあたたかな肌触り |
二重ガーゼ | 吸水性がよく、乾きも早く、やわらかな肌触り |
ニット | Tシャツのような伸びのある生地で、やわらかで優しい肌触り |
ヘリンボーン | 斜めの折り目が特徴で、シャリ感と優しさのある肌触り |
冷感素材 | 夏用の寝具に活用される肌に触れるとひんやりとする生地 |
マットレスカバーの洗濯方法
マットレスカバーの汚れの原因には寝汗があります。人が一晩でかく汗の量は、コップ1杯分(約200ml)といわれており、汗が染みついたマットレスカバーを洗わずにいると、黄ばんだりカビが発生したりと不衛生な状態で寝ることになります。特に夏場は大量の汗をかくため、週に1度は洗濯した方が良いでしょう。寒い冬でもふとんを重ねて寝るので、その分汗もかきやすく、2週間に1回くらいは洗いたいところです。ではどのように洗濯すれば良いのかポイントを紹介します。
使用する洗剤を選ぶ
色柄のない「白系」のシーツの場合、汚れも目立ちやすいので、粉洗剤で洗うと汚れをしっかり落とすことができます。また、漂白剤でつけおきしてから、洗うとより清潔感のある真っ白な仕上がりになります。洗い方の手順は次のとおりになります。
- (1)40度のお湯を洗濯槽に入れる
- (2)粉洗剤を入れて溶かす
- (3)漂白剤(酸素系)を規定量加える
- (4)シーツを入れて3分ほど攪拌する
- (5)20分ほどつけおきする
- (6)つけおきが完了したらいつも通りに洗う
マットレスカバーの汚れが気になり、頻繁に洗いすぎるとシーツの生地が傷みやすくなるのでは…と心配するかもしれませんが、週に1度くらいなら問題はありません。また、シーツが「色柄系」であれば、白系と比べて汚れが目立ちにくいので、気がついたらすでに色が変わっていることもあり得ます。ですが、汚れの原因でもある寝汗や、子供のおねしょは水溶性ですので、洋服と同じように洗っても大丈夫です。ただし、色柄系はお湯を使うと色落ちしやすいため、できれば水で洗うことをおすすめします。
マットレスカバーを洗うときの注意点
マットレスカバーを洗う際には、以下の点に注意して洗ってください。
汚れを見つけたら早めに洗う
シミなどの汚れは時間が経つほど洗い落とすのが難しく厄介ですので、汚れを見つけ次第、早めに洗いましょう。
柔軟剤や洗濯のりを使用しても良いが吸水性が落ちる可能性もあり
カバーを洗う際、柔軟剤や洗濯のりを使っても構いませんが、カバーの吸水性が落ちる可能性があります。洗濯のりもアレルギー反応で、かゆみを覚える人もいるので、使用してもよいか一度確認するなどしてから使用しましょう。
血液のついたシミの洗い方
シミの中でも特に落ちにくいのが、血液のついたシミです。時間が経つほど落ちにくくなるので、見つけたらそのままにせず、早めに洗うことが大切です。血液ジミを見つけたら、次の方法で洗ってください。
準備するもの
- 固形石鹸
- 歯ブラシ
- 水
- 漂白剤(酸素系)※液体
洗い方
- (1)シミの部分を水ですすぐ(お湯を使うとたんぱく質が固まり汚れがかえって落ちにくくなるので水を使用します)
- (2)シミの部分に固形石鹸をつける
- (3)歯ブラシで一定方向にこすり続け水ですすぐ
- (4)漂白剤(酸素系)をつけ、(3)と同じようこすり水ですすぐ
注意点
- 血液ジミの場合は、短時間で作業を行ってください。(つけおきはなるべく避けること)
洗った後の干し方
マットレスカバーは、ほかの洗濯物と比べてサイズも大きいので、場所が取れずにどう干したらよいのか困ってしまう方もいるかもしれません。ここでマットレスカバーの干し方も紹介します。
準備するもの
- ものほし竿
- 洗濯バサミ(2つ)
- ハンガー(2本)
干し方
- (1)洗ったマットレスカバーをハンガーにかかる位のサイズに折る(三つ折りが良い)
- (2)ハンガーとハンガーの間にマットレスカバーを通す(風で飛ばされないようにクリップなどを挟んでとめる)
- (3)ハンガーが竿にかかっている部分を洗濯バサミでとめる
マットレスの汚れを防ぎ、長持ちさせるためにもマットレスカバーを利用しましょう。カバー自体も、汗を吸収しやすいので週に1回、もしくは2週に1回は洗濯するようにしましょう。毎日使う寝具を清潔にして眠ることは、睡眠の質を高めることにもつながりますので、ぜひ取り入れてみてください。

この記事の監修者
上村英樹
フランスベッド株式会社
インテリア営業開発推進課課長
大阪経済大学経営学部を卒業後、1997年フランスベッド株式会社に入社。関西エリアで25年以上営業業務を経験後、インテリア事業本部へ。現在はベッドやマットレス、羽毛布団など広範囲にわたる商品知識と接客経験を活かし、スリープアドバイザー研修や新入社員研修等の社内研修講師を務める。