よくある質問 マットレスの管理

マットレスに敷く防水シーツの役割って?

更新日:2024/12/06

防水シーツとは、ふとんやマットレスの汚れを防いでくれるシーツです。一般的なシーツもふとんやマットレスの汚れを防ぐ目的で使われますが、防水シーツは名前の通り、高い防水力を備えている特徴があります。主に育児や介護などに使われますが、用途に応じてシーツの役割などが異なります。目的に合わせて最適な防水シーツを選びたい場合は、事前に防水シーツの種類や素材について知っておく必要があるでしょう。

防水シーツの主な用途

子育て用

赤ちゃんは、眠っている最中に、よだれや寝汗によってベッドやマットレスを汚してしまうことがあります。また、おむつが取れて間もない幼児なども、睡眠中におねしょの心配が付きまとうでしょう。そんな不安を解消するのに、マットレスやふとんの汚れを防ぐ防水シーツが役立ちます。赤ちゃん用のベビーふとんを購入すると、ふとんと一緒に防水シーツが封入されているケースもあります。

介護用

失禁や排泄物による汚れを防ぎやすくなるため、防水シーツは介護の用途にも使用されます。介護用のリクライニングベッドに対応している防水シーツも普及しており、寝具店だけではなく介護用品の専門店でも防水シーツを購入可能です。ただし防水シーツは特定福祉用品に指定されていないため、購入の際に介護保険は利用できません。

医療用

医療目的で使用される防水シーツは、病院のベッドや診察台の汚染防止のために用いられます。医療従事者の方に向けて作られた防水シーツの中には、一般販売がされていないものもあります。医療用の防水シーツは、子育てや介護で使用されるものよりも、殺菌や洗浄がしやすいよう撥水力に優れたシーツが多く、感染症対策に高い効果を発揮します。

旅行用

このほかにも、宿泊先の寝具を汚さないために使い捨ての防水シーツも存在します。こちらは、使用後にゴミとして処分できるので、洗濯の必要性がなく手軽に利用できるメリットがあります。小さい子供や介護が必要な高齢者と生活している方であれば、旅行の際に使い捨ての防水シーツを購入しておくのも手でしょう。複数枚のセットで販売されているので、中長期的な旅行または帰省の際に重宝します。
ちなみに、防水シーツは不燃ゴミや可燃ゴミなどの区分が地域によって異なるケースも多く、捨てる際には注意が必要となります。具体的な処分方法に関しては、役所や自治体のホームページで確認をするようにしてください。

防水シーツに使われる素材

パイル

パイルは、表面(または両面)にループ状の糸が施された生地で、タオルに使用されることから「タオル生地」と呼ばれることもあります。肌触りの良さと吸水性の高さに定評があり、パジャマや肌掛け布団といった寝具と相性の良い素材です。子育てや介護などの用途を選ばず、防水シーツの素材としても広く用いられます。

ポリエステル

石油から作られる化学繊維の一種であるポリエステルは、ビニールと同じく撥水性に優れた素材です。滅菌処理がしやすく乾きが早い特徴から、医療用の防水シーツとして使われることが多くなっています。ただし、ポリエステルは透湿性に劣り、寝汗の湿気が籠りやすいため、寝心地を損ないやすい欠点もあります。

デニム

ジーンズや作業着の素材として使われるデニムは、高い耐久性と耐熱性を併せ持つことから、シーツの素材にも最適です。洗濯をしてもシワになりにくく、耐熱性のおかげで乾燥機にかけても生地が傷みにくい特徴があります。品質が劣化しにくいため、長期間の使用を見込んでいる方に最適です。

このほかにも、吸湿性の高いブロード素材の防水シーツや、複数の素材を合わせて使用した防水シーツなどもあります。それぞれ素材の特徴を知っておくと、シーツを選ぶ際に使用感を想像しやすくなるでしょう。

防水シーツの形状

ボックスタイプ

ボックスタイプの防水シーツは、箱型の形状でマットレスをすべて覆うことができます。マットレスの前面と側面の汚れを両方防げるので、清潔感を保ちやすいことからホテルのベッドに使用されることもしばしばです。このボックスタイプは、マットレスの大きさや厚みによっては、上手く覆えないことも多く、双方のサイズを確認してから購入することをおすすめします。

部分タイプ

部分タイプは、腰回りや下半身部分だけに防水加工が施された、おねしょ対策に特化した形状の防水シーツです。マットレスを部分的に保護するため、全体の通気性や透湿性を確保しやすく、寝心地を重視したい人に向いている形状です。また、側面を除くマットレスの前面だけを保護する防水シーツもありますが、こちらは保護する範囲が広いので、子供や高齢者の寝相が気になる方に適しています。

防水シーツを選ぶ際の注意点

使用しているふとんやマットレスによっては、防水シーツだけではなく、ほかの寝具を併用することをおすすめします。例えば、乳幼児のおねしょ対策として防水シーツを使う場合は、キルトパッドや除湿シートを一緒に使用しましょう。これは、キルトパッドや除湿シートを併用することで、寝汗や湿気による蒸れを軽減させやすくなるためです。また、睡眠中にマットレスの固さやへこみが気になる方であれば、寝心地を調節するためにマットレスの上にベッドパッドを敷いてもいいでしょう。

最後に、用途に関わらずマットレスの汚れや劣化を防ぎたい場合においては、一般の方でも防水シーツを使用しても構いません。先に挙げた通り、防水シーツは種類が豊富で、好みに合わせたものを自由に選ぶことができます。

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この記事の監修者

上村英樹

フランスベッド株式会社
インテリア営業企画部 新規営業開発室課長
スリープアドバイザー/スリープアドバイザー講師/電動ベッドアドバイザー/羽毛フィッティングアドバイザー

大阪経済大学経営学部を卒業後、1997年フランスベッド株式会社に入社。関西エリアで25年以上営業業務を経験後、インテリア事業本部へ。現在はベッドやマットレス、羽毛布団など広範囲にわたる商品知識と接客経験を活かし、スリープアドバイザー研修や新入社員研修等の社内研修講師を務める。

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