ベッドのマットレスをクリーニングする方法って？

自宅でマットレスを洗濯するのは難しい

マットレスのクリーニング方法を紹介する前に、まずは「マットレスの洗濯を自宅で行うのは困難」ということを留意しておきましょう。一部、洗濯が可能なものもありますが、マットレスに使用されている素材の多くは、水洗いにあまり適していません。強引に洗濯をしようにも、マットレスは大きいうえ、形状も変化させにくいため、洗濯機やコインランドリーで洗うことも難しいでしょう。

小さなシミやカビなどを除去する場合は、消毒用エタノールやクエン酸などを使用する方法もありますが、マットレスの内部にまで沈着した汚れは中々落とせません。そのため、汚れたマットレスをクリーニングしたい場合は、自分で綺麗にしようと考えるよりも「クリーニング業者に依頼すること」を検討したほうが賢明と言えます。

クリーニング業者に依頼する方法

1. メールまたは電話相談
2. 見積もりの計算
3. 日程や時間の決定
4. 業者による出張、訪問作業

マットレスはサイズが大きく、郵送するのが困難であるため、クリーニングを行う場合は業者に出張してもらうのが良いでしょう。クリーニング業者への大まかな依頼の流れとしては、上記の通りです。ただし、出張を依頼する場所によっては対応をしていないケースも多く、複数のクリーニング業者から比較検討をする際は出張可能な業者の中から選ぶことをおすすめします。料金を支払う方法として、昨今は現金やクレジットカードに加え、電子マネーに対応しているクリーニング業者もあります。具体的な料金の目安については次の項で紹介します。

クリーニングに掛かる料金の目安

クリーニングに掛かる料金は、クリーニング業者によって異なりますが、マットレスのサイズやクリーニングする範囲によって料金が決まるケースがほとんどです。例えば、シングルサイズのマットレスを片面だけクリーニングする場合であれば、10,000円前後の金額で依頼できるようです。ただし、マットレスの両面をクリーニングする場合においては、料金が1.5倍から2倍ほど高くなるケースもあります。クイーンサイズやキングサイズのように大きいマットレスをクリーニングする場合は、さらに料金が掛かるようです。

この目安として紹介した料金は、あくまでも目安である点には注意しましょう。出張場所や追加するオプション、業者のキャンペーンなどによっては料金が変化するため、事前の見積もりをしっかり行っておくことをおすすめします。ちなみにマットレスのクリーニング作業は、おおむね1時間から2時間前後の時間を要しますが、こちらもマットレスの大きさや汚れ具合によって変化することを覚えておきましょう。

クリーニング業者の具体的な作業内容とは

• 吸引機によるゴミやほこりの除去
• 高温スチームを使用した除菌、洗浄作業
• 専用の駆除剤を使用したダニやノミの駆除作業
• マットレス専用のドライヤーによる乾燥作業

一例として紹介した上記以外にも、マットレスのクリーニングは、業者ごとに作業の内容が異なります。具体的な作業手順や施工例はホームページやパンフレット上で公開されているため、見積もりの計算や依頼をする前に確認をしておくようにしましょう。中には、解りやすく動画形式で実際の作業内容を公開している業者もあります。

また、作業内容に加えてクリーニングの対応が可能なマットレスも業者ごとに異なります。とくにウレタンマットレスは、高反発ウレタンや低反発ウレタンとで対応可能か否かが分かれることも多く、料金と同様に事前の確認が必須です。

クリーニングを依頼する際の注意点

使用しているマットレスによっては、クリーニングよりも買い替えを検討したほうが良いケースもあります。例えば、それほど高くないマットレスを使用している場合にクリーニングの依頼をすると、マットレス本体の値段より料金が掛かってしまうこともあり得ます。また、高価なマットレスであっても、マットレスの寿命そのものはクリーニングで回復しにくいため、劣化具合によっては買い替えたほうが得なこともしばしばです。

最後に、マットレスはクリーニングの方法こそ存在するものの、業者に依頼する手間や費用の発生は避けられません。そのため、マットレスは「品質を低下させないこと」に注意をして使用するのが賢明でしょう。普段からシーツや敷パッドなどを使用して、シミや汚れを防ぐことを心掛ければ、マットレスの品質を保ったまま長く使い続けることができます。

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