よくある質問 マットレスの管理

マットレスの捨て方や費用目安は?

更新日:2025/09/04

マットレスが古くなり不要になった時、困ってしまうのがその処分方法ではないでしょうか?マットレスは大きさも重量もあるため、普通ゴミのように簡単に処分することができません。さらにスプリングマットレスの場合、金属部分と張生地や詰物の分別が難しいことから「処理困難物」として自治体での回収対象とならない場合があるのです。今回は、不要になったマットレスを処分する方法を解説します。

マットレスの処分方法

マットレスはどのように処分すればいいのでしょうか?ここでは古くなったり、使わなくなったりして不要になったマットレスの処分方法をご紹介します。処分するタイミングや状況に合わせて最適な処分方法を選びましょう。

クリーンセンターなどのごみ処理施設に自分で持ち込むときのメリット・デメリット

お住いの自治体のクリーンセンターなどのごみ処理施設に自分で持ち込む方法があります。
料金は自治体によって違いますが、無料~数百円程度と比較的安く済むことが大きなメリットです。自分で持ち込むため、引っ越しや大掃除などで処分したいタイミングで行えるのもメリットです。但し、各施設にはそれぞれのルールがあり、予約が必要だったり、営業時間が決まっているなどの制約もありますので注意してください。
また、自分で持ち込むため、車へ積み込んでの運搬や荷下ろしなどの手間がかかることもデメリットとなります。

手順

  1. 自治体のホームページやごみ処理に関するアプリなどのサービス、広報誌などを見て受付時間を確認し、必要であれば予約します。不明な場合は各自治体に電話などで問合せてみましょう。
  2. 施設の搬入時間に合わせてマットレスを持ち込みます。(各自治体によって分別方法、処理場所、受付時間は異なるので注意してください。)
  3. 受付後は係員の指示に従い、荷下ろしをします。(2人以上で行うなどの指示が出る場合もあります。)
  4. 処理料金の支払いをします。(本人確認で身分証明書や車の車検証の掲示を求められることもあります。)

粗大ごみとして自治体で処分する

マットレスは各自治体で、粗大ごみとして1,000円~2,000円ほどで処分することができます。処分方法としては、最初に各自治体の窓口に連絡をし、処分費用や粗大ごみの集荷場所、日時などを確認します。そして粗大ごみシールを扱うスーパーやコンビニで購入しマットレスに貼り付ければ、あとは指定の場所に捨てるだけです。低反発や高反発マットレスなどは広がりやすいので、ヒモでしっかり縛ってから処分しましょう。また、自治体で処分する際は、自治体が指定する収集場所まで自ら運ぶ必要がある場合もあります。マットレスは重量もあるため、女性や高齢者の方は家から運び出すのが難しいかもしれません。ただし、自治体によっては粗大ごみの運び出しに関する相談にのるところもあるようです。詳しくはお住まいの自治体のホームページで確認しましょう。

買取りサービス業者に依頼する

買取りサービス業者に依頼してお金を得ながら処分する方法もあります。有名ブランドや、電動リクライニングなどの機能が付いている場合は買取ってもらえる可能性もあるでしょう。ただし、他人が長期間使用した寝具を使うことに抵抗感がある人も少なくありません。そのため比較的美品で、使用年数が少ないものほど買取ってもらえる確率が高くなる傾向です。無料で査定してくれる業者もいますので、まずは一度連絡してみるのも良いでしょう。

新品購入時に引き取ってもらう

新品を購入する時に、その販売店に古いマットレスを引き取ってもらう方法もあります。自分で部屋から運び出す必要もありませんし、新品を搬入してもらうタイミングで処分ができるので手間がかかりません。ただし、自治体で処分する費用と比べ少々高くなることが多いようです。販売店によっては無料で引き取ってくれるところもありますので、購入を検討する際には処分費もいくら必要なのか確認してください。

ネットオークションを利用する

最近ではネットオークションを使って、マットレスを必要とする人と直接取引するケースも増えています。取引が決まりやすい条件として、マットレスにシミや汚れがないこと、スプリングがしっかりしていること、使用期間が短いことなどがあります。よほどの美品でない限り、すぐに取引相手がみつかる可能性は低いでしょう。不要のマットレスを早く処分したい場合は、他の方法を考えた方が良いかもしれません。

廃品回収業者に依頼する

マットレスの買取りが見込めず、新品を購入する予定もない場合は、廃品回収業者に依頼する方法もあります。自分で運び出す必要がなく、全て業者に一任できます。また、実際に業者へ依頼する際には、2~3社など複数の業者から見積りを取りましょう。同じ条件で見積りを依頼すれば、費用感も掴めますし、最も安い業者が分かります。担当者もしっかり対応してくれるか見極めることもできます。しかし、安すぎるところは、違法業者の可能性もあるので注意が必要です。処分したはずのマットレスが不法投棄されるなどトラブルに巻き込まれた事例もあります。業者選びの際には「一般廃棄物許可証」があるか確認しましょう。

マットレスの処分方法一覧

マットレスの処分方法ごとに、収集日、料金、手間、注意点などをまとめました。
例えば東京都港区の場合は、持ち込みの際は、申し込み、有料粗大ごみ処理券の購入、申し込み時に指定された日時に持ち込むという流れになっています。あくまでも参考ですので実際に処分される際はお住いの自治体のウェブサイトや広報誌で最新の情報を必ずご確認ください。

  処分日時/収集日 料金 手間 注意点
クリーンセンター/ごみ処理施設 一般的に平日が多い 無料~数百円 処分日時の確認と当日、車で運搬・荷下ろし 予約が必要な場合もあります
粗大ごみとして処理 一般的に平日が多い 数百円~自治体によっては数千円になる場合も 自宅前、もしくは指定の収集場所へ運ぶ 指定の粗大ごみ処理券を貼り付ける場合が多い
買取り業者 各業者の営業日 業者による なし 状態や使用年数によっては買取りができない場合もあります
買い替え時の引き取り 各販売店の営業日 販売店による なし 引き取りができない販売店もあります
ネットオークション 取引相手次第 一般的には手数料や配送料などを差し引いた金額が売上金になる 商品の写真撮影・状態の説明文とともに、配達方法についても明記する 販売価格よりも配送料が上回ってしまうケースもあるので注意が必要
廃品回収 各業者の営業日 マットレスの種類によるが、一般的には数千円程度 なし 違法業者に騙されないように複数社に見積もりを取ってもらうのがおすすめ

※上記はあくまでも一般的な例であるため、詳しい情報については住まいの自治体のウェブサイトや広報誌などで最新の情報を確認するようにしてください。

参考:東京都港区ホームページ

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まとめ

不要になったマットレスの処分方法についてご紹介しました。
マットレスの処分方法にはいくつかの選択肢がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあるため、注意が必要です。近年では環境保全への意識が高まり、すでにマットレスの処分を受け付けない自治体も出てきています。
つまり、これからマットレスを購入される方が10年、15年後に処分する際には、より高いハードルが予想されます。こうした背景から、私たちはお客様ご自身が自宅で簡単に解体・分別できる環境配慮型マットレス解体システム『MORELIY®(モアリー)』を開発しました。
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この記事の監修者

上村英樹

フランスベッド株式会社
インテリア営業開発推進課課長

大阪経済大学経営学部を卒業後、1997年フランスベッド株式会社に入社。関西エリアで25年以上営業業務を経験後、インテリア事業本部へ。現在はベッドやマットレス、羽毛布団など広範囲にわたる商品知識と接客経験を活かし、スリープアドバイザー研修や新入社員研修等の社内研修講師を務める。

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