よくある質問 マットレスの知識

ホテルで行われているベッドメイクの方法とは

更新日:2020/7/9

ホテルのベッドは、すべての宿泊者が快適に過ごすため、ホテルごとにベッドメイクの方法がマニュアル化されています。ホテルに宿泊した際に、綺麗に整えられたベッドを見て「自宅でも同じようにベッドメイクできたらいいな」と思った方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、多くのホテルで行われているベッドメイクの方法と、綺麗にベッドメイクをするコツを併せて紹介します。

ベッドメイクの具体的な手順

(1)ベッドパッドを敷く

はじめに、マットレスの上にベッドパッドを敷きましょう。ベッドパッドがあると、マットレスを汗や湿気から守ってくれるほか、睡眠中に身体への負担が軽減され寝心地が良くなります。ベッドパッドを購入する際は、マットレスに合ったサイズを選びましょう。

(2)ベッドパッドの上にシーツを敷く

次に、ベッドパッドの上にシーツを敷きます。一枚布のフラットシーツであれば、シーツの上下左右を均等に揃えた上でマットレスの間に挟みこんでください。シーツにシワができず、ピンとした形に仕上がれば、ホテルの客室に欠かせない清潔感が演出できます。ただし、フラットシーツは四方をマットレスの下に挟むため手間もかかり、綺麗に装着させるには慣れが必要です。

そこで、手軽に装着できるマットレスカバーを利用すると良いでしょう。マットレスカバーは、底の部分にゴムが入ったシーツのことで、マットレスとベッドパッドを包むだけで装着が完了します。素早く装着ができるため、寝具メーカーによってはボックスシーツやクイックシーツと呼ぶこともあります。ベッドパッドとシーツが敷けたら、マットレス部分のメイキングは完了です。次は、掛ふとんのベッドメイクを行います。

(3)アッパーシーツと掛ふとんをかける

アッパーシーツとは、掛ふとんの下に敷くシーツのことです。眠った時に直接身体に触れて、掛ふとんを汗や汚れから守る役目を担っています。見た目は「首元の部分が折り返してあるシーツ」で、旅行や出張でホテルに宿泊した時によく見かけるという方も多いでしょう。ホテルのベッドメイクにおいては広く使われていますが、家庭で使用する場合はフラットシーツで代用しても構いません。

アッパーシーツの足元側で、マットレスの下を包む形で敷きましょう。敷いたアッパーシーツの上に掛ふとんをかけ、首元の部分のアッパーシーツを折り返します。ホテルによっては、掛ふとんの上にベッドスロー(フットスロー)と呼ばれる帯状の布を敷き、宿泊部屋の装飾として利用することもあります。

(4)ベッドに枕を置いて完成

ホテルでは、一人用のベッドでも枕が2つ置かれていることが多くなっています。これは、枕の好みが人によって違うためで、好きな方を選んでもらおうというホテル側の気配りと言えます。2つの枕は、硬さや大きさが異なるので、使用する時は自分に合う方の枕を選びましょう。ホテルによっては、さらに多くの枕を用意していることもあり、好みに応じて低反発枕やダウン枕などを自由に借りることができます。

家庭でベッドメイクをする時も、枕を2つ置くことでホテルのような雰囲気を醸し出せるでしょう。とはいえ、日常的なベッドメイクであれば、普段から愛用している枕が1つあれば十分です。枕を設置すればベッドメイクの完成です。

デュベスタイルのベッドメイク

ちなみに、使用している掛ふとんの種類により、先に挙げたベッドメイキングの手順が異なるケースもあります。例えば、掛ふとんに羽毛ふとんを使用している場合、マットレスのベッドメイクまでは同じ方法ですが、ホテルによってはアッパーシーツを使用しません。これは「デュベ」と呼ばれるベッドメイクの方法で、羽毛ふとん全体をカバーで包み、掛ふとんとして使用するスタイルです。ふとんの汚れをカバーで防いでいるぶん、同じ役目を持つアッパーシーツは不要となるのです。このデュベスタイルは寝心地の良さに定評があることから、客室のベッドとして取り入れるホテルも少なくありません。

より綺麗にベッドメイクするコツ

先に挙げた通り、ベッドメイクには具体的な手順こそ存在しますが、実際に行って身体で覚えないことには、綺麗にベッドメイクするのは難しいでしょう。可能であれば、ベッドメイクを就寝前や起床後に行って、習慣化するように心掛けてください。ホテルによっては、客室で実際に行われているベッドメイクの手順がホームページ上に公開されているケースもあるので、参考にしながらベッドメイクを行っても良いでしょう。

また、慣れや技術面以外では、ベッド周りの彩りを豊かするのも良い方法です。例えば、トスピロー(小さめのクッション)やベッドライトといった寝室向けのインテリアを配置すれば、ホテルのように綺麗なベッドを間接的に演出することができます。ただし、寝室とはあまり関係ないインテリアをたくさん配置してしまうと、清潔感のあるホテルのような雰囲気が損なわれてしまう可能性もあるので注意が必要です。

ベッドメイクができるようになると、家に友人や家族を泊める際にも、慌てずに綺麗なベッドを整えることもできるでしょう。毎日欠かさずベッドメイクを行えば、自身や家族が快適に眠れるので、睡眠の質の向上に良い影響を与えることにも繋がります。

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