SLEEP FAQ

Q

理想の寝姿勢って?

更新日:2020/01/16

A

パソコンを使って座ったままの状態が続いたり、電車で立ちっぱなしになったりするなど、知らないうちに体へ負担をかける毎日。疲れた体を回復させるには睡眠はとても大切です。今回は、体の疲れを取る上でも重要な「寝姿勢」について詳しく紹介します。

寝姿勢とは

健康的な生活を送る上でも睡眠は欠かせないものですが、皆さんは「寝姿勢」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?寝姿勢とは、その名の通り寝ている時の姿勢のことを言います。この姿勢が悪いと、疲労の回復や翌日の体調にも影響を及ぼします。つまり、寝る姿勢と体調には密接な関係があるのです。

体に負担がかかる日常生活

パソコンでの仕事で座りっぱなしになったり、通勤電車で立ったままの状態が続いたりなど、私たちの体には常に負担がかかっています。こうした状態が続くと肩や首の筋肉が緊張してしまい、肩こりや骨盤が歪む原因にもなってしまいます。体の不具合を解消するためにも、睡眠中に寝姿勢を整えることはとても重要になります。

「理想の寝姿勢」とはどんな姿勢?

人はまっすぐ立っている時、背骨がなだらかなS字状にカーブしています。これは直立姿勢を楽にするためのものですが、理想的な寝姿勢は、仰向けになってもこの姿勢が自然に保たれている状態のことを言います。仰向けで立った時と同じ姿勢で寝ると、体の圧力が均等に分散されるため、血液が体のすみずみに循環しやすくなり、十分な休息を与えることができます。また、横向きの場合でも、背骨と床が真っすぐに並行している状態が理想的。背骨が真っすぐになることで、頭が適切な高さで支えられ首や肩にかかる負担を抑えます。

「理想的な寝姿勢」を保つには

人が自然に立ち、背骨がS字にカーブする状態で、そのまま仰向けになるのが理想の寝姿勢です。しかし仰向けになった時、必ずしもその姿勢が保てるとは限りません。理想的な仰向けの寝姿勢を作るには、自分の体にあった正しい寝具を使うことがポイントになります。なぜなら、寝具の材質によっては腰が沈んでしまうこともあるからです。また、仰向けだけでなく横向きで寝た時でも、正しい寝姿勢が作れる寝具を使うのが理想的です。完璧な寝姿勢を保つのは難しいかもしれませんが、寝心地の良い枕を使えば、理想的な寝姿勢に近づくことができます。しかし一般的な枕は、横向きで寝た時、高さがないために、首や背骨が曲がってしまう可能性があります。仰向けでも横向きでも背骨が伸びる姿勢を作るには、適度な硬さや柔らかさで頭を包み込み、頭の重みも分散してくれる枕をおすすめします。

【種類別】体の不調におすすめの寝姿勢

体が不調な時でも、健康を取り戻すために睡眠は欠かすことができません。そんな体の不調を緩和させる効果的な寝姿勢がありますので、不調の種類別におすすめの寝姿勢を紹介します。

腰痛持ちにおすすめの寝姿勢

寝る時のつらい症状として、まず挙げられるのが「腰痛」ではないでしょうか?痛みのあまり夜中に目が覚めたり、痛みを和らげる寝姿勢が分からず寝不足になったりと苦労している人も多いのはないでしょうか?ここで腰痛を抑える寝姿勢をいくつか紹介します。

  • 脚の間にクッションを挟む

    横向きに寝て、脚の間に薄めのクッションを挟みます。腰と脚の高さが水平になるので、腰の痛みが緩和されます。エビが横たわっている様子をイメージし、体を少し丸めて横になるのがポイントです。

  • タオルを3つ折りにして腰の下に敷く

    お尻が背中よりも出ている「でっちり型」の人におすすめの寝姿勢。タオルを細長く3つに折り、腰とマットレスの間の隙間を埋めるように敷きます。腰回りの違和感が緩和されて楽になります。タオルの厚さは隙間にあわせて調整して下さい。

呼吸が苦しい時の寝姿勢

呼吸がしにくい場合に、呼吸を少しでも楽にできる寝姿勢があります。息切れを楽にする姿勢を紹介します。

  • 仰向けで寝る時

    仰向けて寝る時には、大きめのクッションや枕、または掛け布団を使って頭を上げ、膝を曲げると楽に寝ることができます。

  • 横向けで寝る時

    横向けで寝る時は、枕やクッションを抱きながら、苦しくなる向きで姿勢を安定させましょう。姿勢が整ったら、手足の力を抜いてリラックスしながら口すぼめ呼吸をすると楽になれます。※口すぼめ呼吸とは…鼻から息を吸った後、ロウソクをふく時のように、口をすぼめてゆっくり息をはく呼吸法

妊婦さんにおすすめの寝姿勢

妊娠すると徐々におなかが大きくなってきます。大きくなるにつれて、今までの寝姿勢ではかえって苦しくなったり、眠りが浅くなったりすることが多くなります。そこで、妊婦さんにおすすめなのがシムス位という寝姿勢です。

シムス位とは

妊婦さんにおすすめの寝姿勢に「シムス位」があります。シムス位とは、体を横向きにしたまま、上側の脚を前に出して、膝を床につけて寝る姿勢のことを言います。シムス位は、体の緊張が取れるのでリラックスしやすくなると言われています。しかし、おなかも大きくなるにつれて、おなかが押され苦しくなることもあります。そのような時は、床面につく膝の下に、枕や座布団などを入れて、膝の高さを調節すると楽な姿勢が取れます。

おすすめのマットレスとは

これまで理想の寝姿勢や、体が不調な時でも楽になれる方法を紹介してきましたが、やはり理想的な寝姿勢を作るには、自分あった寝具を使うことが大切。寝具には枕、シーツ、マットレスなどがありますが、体に負担をかけずに眠れるマットレスは特に重要です。最後に、理想的な寝姿勢をサポートするマットレスを紹介します。

高密度連続スプリングマットレス

フランスベットが独自の技術で開発したマットレス。体を面で支え、揺れや振動を吸収。快適な寝心地が保てるのが特徴で、日本を代表するホテルにも数多くの導入実績があります。おもてなしのプロにも選ばれる上質な睡眠が、一般の家庭でも味わえます。
快適な眠りにつながっている高密度連続スプリングをご覧ください。

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