SLEEP FAQ

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快眠に繋がる入浴方法とは

更新日:2020/02/25

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睡眠は人が健康的な生活を送るために欠かせない行為です。睡眠の質を上げることが、より健康を増進させるといっても過言ではなく、質の高い睡眠をとる方法の1つに「入浴」があります。入浴は体をキレイに洗うだけでなく、気持ちよく眠るために精神を安定させる行為でもあります。今回は、夜ぐっすり眠るための入浴方法について紹介します。

睡眠と入浴の関係

睡眠と覚醒を調整する体温

私たちは毎日ほぼ同じ時間帯に眠り、7~8時間ほどで自然と目が覚めるサイクルを繰り返しています。睡眠する時間と、覚醒する時間を調整するために、体の生体機能が働いています。その中の1つに「体温」があります。体温にも1日のリズムがあり、活動的な日中は体温も高めで、休息に入る夜間になると、手足から熱を放出して体を冷やします。

体温低下を促し安眠をサポートする入浴

夜眠くなるのは、体温の低下と共に起こる現象で、そのまま自然と眠りに入ります。つまり、自然にスーッと安眠するためには、この体温の低下がポイントで、体温低下をサポートするのが「入浴」なのです。睡眠前に入浴して一時的に体温を上げることで、その後、体温が下がりやすくなります。その結果、自然と眠りにつき「快眠」を得られます。ぐっすり眠るには、いくつか入浴する際のポイントがあるので次項で紹介します。

快眠するための入浴ポイント

ポイント1:入浴温度は38~40℃のぬるめが理想的

38~40℃のぬるめのお湯に10~20分くらい浸かるのが理想的です。ぬるめのお湯に浸かることで、心拍数を下げて体をリラックスさせる「副交感神経」の働きが優位になるので、よりスムーズな入眠に繋がります。42℃以上の熱めのお湯だと、リラックスするはずの心身が緊張状態になるため、かえって逆効果になります。

ポイント2:入浴時間は就寝する2時間前がベスト

眠るまでの時間に合わせて、上手に体温を低下させるのが安眠のポイントです。当然のことながら「入浴するタイミング」が重要になります。午前や午後の早い時間に入浴しても効果はありません。ちょうど寝つきが良くなるタイミングが理想的ですので、眠る前の2時間ほど前に入浴しておくと良いでしょう。寝る直前に入浴し、急に副交感神経を働かそうとしても、生体リズムを無理に変えることはできませんので、よい睡眠をとるための「時間の使い方」に注意しましょう。

良い快眠入浴法のためのグッズ

バスピロー

湯船に浸かる時、枕がわりとして使えるのが「バスピロー」です。価格も1,000円以下のものが多くお手頃で、浴槽につけて入浴するとリラックス感も増します。お風呂にもっとゆっくり浸かりたい方におすすめです。

防水ライト

浴室の電気を消すと、リラックスした光で癒される「防水ライト」もおすすめです。ライトは本体内の水の量を調節することで、お風呂に浮かべたり、水中に沈めたりしながら、お風呂をリラックス空間に変えます。価格も数千円程度なのでお手軽です。

快眠するには、良く眠れる寝具にこだわるのも大切ですが、眠る前の「時間の使い方」も重要で、入浴は快眠につながる体温調整とも深く関わっていいます。快眠するための上質な睡眠にこだわるなら、これまでの入浴方法を見直してみてはいかがでしょう。入浴温度・入浴時間をチェックし、入浴時を楽しめるグッズも取り入れて、よりリラックスした入浴タイムを楽しみながら、ぐっすりと眠れる毎日を過ごしましょう。

睡眠について

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