「捨てるときのことを考えたマットレス」が選ばれる理由
「捨てるときのことを考えたマットレス」が選ばれる理由
5月30日(金)の「ごみゼロの日」にあわせて、フランスベッド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:池田 茂)は、
廃棄や分別のしやすさに配慮した“環境配慮型マットレス”が、生活者の新しい選択肢として支持を広げている現状と、
マットレス処理をめぐる社会課題への対応についてお知らせします。
■ 「買うとき」だけでなく「捨てるとき」のことも考える時代に
近年、家庭ごみの減量やリサイクル意識の高まりとともに、「購入時の価格や性能」だけでなく、
「使い終えたときにどう処理できるか」まで意識して製品を選ぶ人が増えています。特にスプリングマットレスは、
特定適正処理困難物※に指定され、自治体によっては処理が難しいとされるケースもあります。また、一部では、
不法投棄や屋外放置の問題が報道されるなど、家庭から出される大型ごみのなかでも、特に処理に課題を抱えた製品の
ひとつとされています。フランスベッドが2020年に行った調査では、26%の自治体が個人での解体、持込みを条件としており、
18%の自治体が収集処理を不可としていました。フランスベッドではこの課題を受け止め、設計の段階から「使い終えた先」まで
責任を持てるモノづくりを進めています。
※一般廃棄物のうち、市区町村が通常の方法では適正に処理することが困難なものとして国が定めているもの
■ 解体・分別しやすい構造で、環境にも処理現場にもやさしく
こうした課題に対応するため、スプリングとウレタン、布地などを簡単に分別できるマットレス構造「MORELIY®(モアリー)」を独自開発し、
この構造を採用したマットレスを2022年より展開しています。2032年までに同社の製造するマットレスの5割に「MORELIY®」を採用することを
目標としています。2024年度の「MORELIY®」仕様マットレスの販売数は前年の約2倍と好調に推移し、マットレスの販売数全体のおよそ1/4を
占めています。分解・分別が容易であることで、廃棄時の作業負担やコストを軽減、材料のリサイクルや不法投棄、埋め立て依存の抑制に
つながるなど、処理現場や環境への負荷低減に寄与する“循環型経済”への実践的な一歩となっています。
MORELIY®の詳細はこちらから:https://interior.francebed.co.jp/brand_site/moreliy/
■ ごみゼロの日に、暮らしを考え直す
「ごみゼロの日」は、生活の中で“ごみを出さない工夫”や“環境に配慮した選択”について考える日です。
当社は、快適な睡眠を提供するマットレスだからこそ、その“最後”まで責任を持つべきだと考えています。
フランスベッドでは今後も、高付加価値のある商品やサービスの提供に加えて、環境問題や社会問題に配慮した企業活動を一層推進し、
「豊かさとやさしさ」のある暮らしの実現に貢献してまいります。
ニュースリリースはこちらからご確認いただけます。