SLEEP FAQ

Q

羽毛布団は洗える?洗える布団と洗えない布団の見分け方

更新日:2024/01/31

A

人は寝ている間、コップ1杯分の汗をかいているといわれています。
その汗を布団は吸ってしまい、湿気がたまった布団はカビの発生やニオイの原因にもなります。
さらに、布団に付着した皮脂汚れが蓄積されると、そこはもうダニやカビなどのアレルゲンの巣窟になってしまうかもしれません。
家族の健康を守るためにも半年~1年に1回は、布団を洗うことをおすすめします。
しかしながら、布団には洗える布団と洗えない布団があります。
そこで、ここでは洗える布団と洗えない布団の見極め方を説明していきます。

洗える布団と洗えない布団を見極める4つのポイント

ポイント1:洗濯表示を確認する

洗濯表示は家庭用品品質表示法に基づいています。洗い方は洗濯表示マークで確認しましょう。
洗濯表示マークに「×」が付いている場合はその操作を「禁止」とする意味があります。洗濯の仕方表示に「×」がついていたら家庭では洗えないため、クリーニング専門店に依頼しましょう。

  • 洗濯の仕方表示

    • 洗濯機が使用できる場合の洗濯機洗浄レベルの強弱や使用できる温度の限度
    • 手洗の可否と温度の限度

    液温は40℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる

    液温は40℃を限度とし、手洗いができる

    家庭での洗濯禁止

  • 漂白剤の使用可否表示

    塩素系と酸素系の両方の漂白剤が使用できる物と、酸素系の漂白剤のみ使用可能な2種があります。不可の場合には×印がついています。

    塩素系及び酸素系の漂白剤を使用して漂白ができる

    酸素系漂白剤の使用はできるが、塩素系漂白剤の使用禁止

    塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止

  • アイロン表示

    • アイロン表示の可否
    • アイロンの温度

    底面温度200℃を限度としてアイロン仕上げができる

    底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げができる

    底面温度110℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができる

    アイロン仕上げ禁止

  • ドライクリーニングの表示

    ドライクリーニングの可否

    石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる

    弱い操作によるウエットクリーニングができる

  • 干し方表示

    • つり干し
    • 平干し
    • 日陰干しなどの表示があります(表示は任意)

    つり干しがよい

    日陰のつり干しがよい

    平干しがよい

    日陰の平干しがよい

ポイント2:中の素材の種類

布団の中の素材は、羽毛や綿、羊毛、また混合素材など様々な種類があります。水で丸洗いすることは可能であっても、自宅でジャブジャブと洗ってしまっては、素材が縮んでしまったり、ふっくらとならなかったりしてしまうことがあるので注意が必要です。洗えるか洗えないかについては洗濯表示で確かめるようにしましょう。

ポイント3:側生地の素材

側生地に使われている素材によっても洗えないものがあります。シルク(絹)、真綿(綿100%)、ムートンなどです。こちらも洗うことができる場合もありますが、正しく扱わないと風合いが損なわれたり、シワになったりするので注意が必要です。

ポイント4:製法

布団を作る際の製法は主に2つ。キルティング加工(表と裏二枚の布の間に綿などを入れてぬいつける加工)または、キルティング加工していない(和とじ)によって分かれます。一般的にキルティング加工がされていない敷布団は、中身の詰め物が偏ってしまうことから、洗濯機での洗濯はNGとされています。洗濯表示で確認をしますが、キルティング加工してある布団は洗濯機を使って洗える可能性が高いです。水洗いができない素材はドライクリーニングなど水を使わない方法をとります。ドライクリーニングは工業ガソリンなどの有機溶剤を溶かし入れて衣類を洗う方法です。

いかがでしたか。洗える布団と洗えない布団の見分け方4つのポイントを見てきました。まずは洗濯表示をしっかりと確認することが大事です。また、中身の素材や測生地の材質によっては洗わない方がよい場合があります。その際はドライクリーニングなどで水を使わずに洗う方法をとってみましょう。

布団について

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