ソファベッドの後悔しない選び方
ソファベッドのメリットや特徴、失敗しないポイントを紹介
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更新日:2026/02/20
最近の「ソファベッド」は、デザインや素材の違いなど、さまざまな商品が展開されています。
ソファを選ぶ時は、主に色やデザイン、ベッドを選ぶ時は、サイズや寝心地などに着目して選ぶことが多いでしょう。ソファベッドの場合は、このどちらの要素も考慮が必要になりますし、これらに加えてさらにチェックすべきポイントもあります。ソファベッド選びに失敗しないためにも、ソファベッドを選ぶ上で知っておきたいポイントをご紹介します。
ソファベッドには、切り替え方法、サイズ、素材の違いなど、多くの商品が存在します。
ソファベッドでより快適な暮らしを送るためには、部屋や暮らしに最適なソファベッドを選ぶ必要があるでしょう。ソファベッド選びにおいて、おさえておきたいポイントをご紹介します。
ソファ時には問題なく配置できても、ベッドへ切り替えた時に部屋が窮屈に感じられてしまったり、通路動線が確保できなかったりといった場合も考えられます。
まずは、ソファの後ろ側へ展開するタイプか・前側へ展開するタイプかを把握し、ベッド時に問題なく配置できるか確認しておきましょう。
そしてさらに、ベッド時でも動線がしっかり確保できているか、他の家具を大きく移動させる必要がないかも確認しておくと良いでしょう。特に毎日切り替える場合や、切り替え頻度の多い場合は、ストレスなく快適に生活する上で、これらの確認がとても大切です。
ワンステップで簡単に切り替えられるタイプもあれば、切り替えに数段階のステップが必要であったり、やや力が必要であったりするタイプのソファベッドも存在します。毎日切り替える場合は特に、ストレスを感じずに簡単に切り替えられるタイプのソファベッドを選ぶことをおすすめします。可能であれば購入前に、実際にショールームなどで切り替えを体験しておくと良いでしょう。
一方で、来客時だけベッドに切り替えて使用する使い方で、切り替え頻度が少ない場合なら、切り替え方法はあまり重視しすぎずに、ソファとしての座り心地や、色やデザインなど他のポイントを優先させて商品を選ぶと良いでしょう。
ベッドとしての使用頻度が高い場合は、寝心地にもこだわったソファベッドを選びましょう。
ソファベッドは通常のベッドに比べて寝心地がやや劣ると思われがちですが、ベッドのマットレスに近い仕様の商品も存在します。毎日ベッドとして使用する場合は特に、できるだけ一般のベッドと同等の寝心地を得られるタイプのソファベッドを選ぶようにしましょう。例えば、中にベッドのマットレスにも使用されるスプリングの入ったソファベッドであれば、比較的寝心地に優れ、さらに型崩れやへたりが起こりにくく長持ちしやすいというメリットもあります。
また、背クッションと座クッション部の継ぎ目の関係で寝心地に影響が出る場合もあるでしょう。ただしこの場合は、先にも述べたように、隙間パッドや、厚手のベッドパッドの使用により、寝心地を改善することができます。これらの取り入れも考慮に入れつつ、就寝中の快適さも考慮したソファベッドを選ぶようにしましょう。
ソファに座って食事を取ったりドリンクを飲んだりする頻度が高い場合、どうしても食べこぼしや飲みこぼしが起こる可能性があります。清潔に保つためには、お手入れしやすい素材のソファベッドがおすすめです。ファブリック素材よりは、合皮素材のソファベッドを選ぶことで、水や油が染み込みにくくお手入れがしやすいでしょう。
また、ファブリック素材のソファベッドで飲食する場合は、専用のソファカバーやマルチカバー、ソファブランケットなどを敷いて使用することをおすすめします。清潔感を保ち長く使用するためには、寝具とは別にこれらを用意しておくと良いでしょう。また、就寝時には、洗濯可能なベッドパッドを使用すれば、パットが就寝中の汗を吸収してくれるので、ソファベッドを衛生的に使用できます。
収納付きタイプのソファベッドなら、さらにお部屋のスペースを有効活用できます。ソファ下に収納スペースがあれば、シーツやブランケットなどの収納も可能でしょう。特に来客時にベッドとして使用する場合は、来客用の寝具類を用意しておく必要もあるので、その分の収納スペースの確保も必要です。
ただし、ソファ下のスペースはどうしても通気性が悪くなりがちなので、湿気対策は必ず行うようにしておきましょう。湿気対策をしっかり行っていれば、ソファベッドを1台3役として最大限に活用できます。
ソファベッドといっても、メーカーや商品によって特徴はさまざまです。好みのデザインや色、部屋のスペースに合うサイズを選ぶことはもちろんですが、自身のライフスタイルに合ったソファベッドを選ぶことが大切です。ここではソファベッド選びの際に知っておきたい、5つのタイプをご紹介します。
背もたれをリクライニングさせてベッドに切り替えるタイプです。比較的操作が楽なので、来客時の他、日常使いにもおすすめです。比較的コンパクトな商品が多いため、リクライニング式であればスペースが限られた部屋でもソファベッドの配置が叶う場合があるでしょう。ただし、背もたれを後ろ側に倒すことになるため、ソファ後ろにその分のスペースの確保が必要になります。
座面を手前にスライドさせることでベッドへ切り替えるタイプです。背もたれは倒さずに座面を手前に引き出すのみなので、比較的簡単に切り替えやすいのが特徴です。ソファとベッドの切り替え頻度の高い方には、特におすすめです。
ソファとしてのデザイン性に優れた商品が多く、フラットな寝心地の商品が多いのもスライド式の特徴です。
ソファ時に折りたたまれた座面や背もたれを展開することで、ベッドへ切り替えるタイプです。折りたたまれた座面をパタンと倒して展開するタイプもあれば、キャスターを利用して手前へ引き出すことでスムーズに展開できるタイプもあります。キャスター付きタイプであれば切り替えが特に楽なので、切り替え時の不安がある方はキャスターの有無を確認しておくことをおすすめします。
ソファベッドの多くは、1人用のシングルサイズのベッド、もしくは一般的なシングルサイズよりややコンパクトなサイズのベッドです。しかし中には、2人でも使用可能なベッドへ展開できる商品も存在します。このサイズのソファベッドであれば、二人暮らしの方でも日常使いできますし、複数人の来客がある場合でも対応が可能です。
注意点は、ベッド時にソファの手前へ2人分のスペースを展開することになるので、しっかりとしたスペース確保が必要になることです。ソファ前へローテーブルを配置している場合は、ローテーブルを移動させる必要があるので、手間に感じられる場合はサイドテーブルを合わせるなどの工夫がおすすめです。
座面下に収納スペースがあるタイプのソファベッドであれば、ソファ、ベッド、さらには収納スペースとしての1台3役を担ってくれます。空間をより有効活用できるので、部屋のスペースの関係で少しでも収納部分を確保したい方や、クッションやひざ掛けなどを収納したい方にもおすすめです。
ただし、座面の下は湿気がこもりやすい場所でもあるので、こまめな換気や除湿剤の使用などの湿気対策を忘れずに行う必要があります。
ソファとベッドの両方を配置したくても、お部屋のスペースが限られているという理由で諦めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。1台2役のソファベッドなら、それぞれを別々に置くスペースがないお部屋でも、無理なく取り入れることができるでしょう。昼間はソファに座ってドリンクを飲みながら読書や音楽を楽しみ、夜はベッドに切り替えてゆったり体を休めることができます。
また、たとえソファとベッドの両方を配置できる広さがあったとしても、配置することで通路が狭くなり、圧迫感や動きにくさを感じることもあります。その点、ソファベッドなら家具の数を抑えられるため、生活動線をすっきりと保つことができます。
コンパクトなお部屋でも、ソファベッドによって無理なく理想の暮らしが手に入るでしょう。
ソファベッドがあれば、普段はソファとして使いながら、来客時にはベッドとして活用することができます。
普段から来客用に専用のベッドやマットレスを常備する場合、その分の設置スペースや収納場所を確保しなければなりません。また、使用する機会が少ないと、いつの間にか物置のようになってしまうこともあるでしょう。
その点、ソファベッドなら日常的にソファとして活用できるため、来客がない期間も空間を有効に使えます。ベッド用のスペースを常に確保しておく必要もありません。来客の宿泊が比較的多いご家庭にはもちろん、頻度がそれほど高くない場合でも、「いざというときに対応できる」という安心感は大きなメリットです。
来客対応と日常使いを無理なく両立できる点は、ソファベッドならではの特徴です。
座面下に収納スペースを備えたタイプのソファベッドであれば、ソファ、ベッド、収納としての1台3役を担ってくれます。限られた空間を無駄なく活用できるため、部屋が狭い方や、少しでも収納スペースを増やしたい方に特におすすめです。クッションやひざ掛け、小物類などをすっきりと収納することで、室内を整った印象に保ちやすく、日常の片付けも楽になるかもしれません。
ただし、座面の下は湿気がこもりやすい場所でもあるので、こまめな換気や除湿剤の使用など、日頃からの湿気対策を心がけることが大切です。
テレビを見たり、コーヒーを飲んだりとくつろいで過ごす時はソファとして、横になって休む時はベッドとして使用できるのがソファベッドの魅力ですが、使用するたびに切り替え操作が必要になるのが、デメリットとなることもあります。
商品によっては、切り替えにある程度の力が必要であったり、複数のステップを踏まなければならなかったりするものもあります。そのため、購入前には、ストレスなく切り替えられるかどうかを確認しておくことが大切です。
一方で、軽い力でも切り替えることができる商品や、ワンステップで切り替えられる商品も多く存在します。使用する人にとって無理なく操作できるソファベッドを選べば、力に自信がない方や一人暮らしの方でも安心してソファベッドを取り入れることができるでしょう。
ソファベッドは便利な反面、一般的なベッドに比べると寝心地がやや劣ると感じる場合もあります。
ソファとして座る時には、ある程度のクッション性が必要ですが、ベッドとして横になる時は、体をしっかり支えてくれる適度な反発力が必要です。特にマット部分が柔らかすぎると体が沈み込んでしまい、寝返りが打ちにくくなってしまいます。その結果、睡眠の質が低下したり、腰痛の原因になったりすることも考えられます。
ただし、ソファベッドの中には、座り心地と寝心地の両方を考慮した商品もあります。特に、毎日「座る」と「寝る」を繰り返す使い方をする場合は、座り心地だけでなく、寝心地にも十分配慮された商品を選ぶことが大切です。
ソファとしてもベッドとしても使えるソファベッドですが、ソファ時には寝具の収納スペースが必要になります。ベッドとして使用する時は、シーツや掛け布団、枕などを用意しますが、日中はソファとして使うため、これらの寝具を毎回片付けなければなりません。部屋に十分な収納スペースがない場合、寝具の置き場所が確保できずに、部屋が散らかった印象になってしまうことも考えられます。
特にスペースが限られた部屋では、あらかじめ寝具の置き場を考えておくことが大切です。ソファベッドの下部に収納スペースがある商品もありますが、寝具を収納するには十分でない場合も多いでしょう。ソファベッド購入前には、ソファベッド本体の配置場所だけでなく、部屋全体の収納計画についても検討しておくと安心です。
ソファベッドといっても、種類はさまざまです。ここではそれぞれ特徴の異なるソファベッドをご紹介します。自身のライフスタイルに合わせて、必要な機能や特徴を持ったソファベッドを探してみましょう。
リクライニングタイプのシンプルなデザインですが、寝心地と通気性に優れた高密度連続スプリング®、通気性と耐久性に優れたブレスエアー®、衛生面が考慮された除菌機能糸を使用した、機能性の高いソファベッドです。
小柄な方へおすすめの横幅170cmのショートサイズも展開されています。小柄かつ、お部屋のスペースが限られている場合は、スイミーPlusならソファベッドのある暮らしを叶えてくれるでしょう。
[レギュラー] 幅190×奥行92~110×高さ70/78.5/84×座面高31/39.5/45
[ショート] 幅170×奥行92~110×高さ70/78.5/84×座面高31/39.5/45
高密度連続スプリング® / ブレスエアー®エクストラ
背もたれはそのまま、座面を軽く引き出すだけでベッドへ切り替えられる、スライド式のソファベッドです。ベッドへ切り替える時に必要になる引き出しスペースは14cmほどのため、レジーファⅢなら座面前のスペースを大きく確保しておく必要はありません。
座面にはポケットスプリングが使用されているため、座り心地・寝心地が共に優れ、高い耐久性も期待できる商品です。色は、どんなインテリアテイストにも合わせやすいシンプルなグレーと、モダンな印象のラベンダーの2色から選べます。
幅197×奥行84~98×高さ81×座面高42
ポケットスプリング、樹脂綿、ウレタンフォーム
座面を手前に引き出すことでベッドへ切り替える仕様の、折りたたみ式ソファベッドです。キャスターが付いているので、切り替え時にはキャスターを利用して楽にスライドさせやすくなっています。
ソファ時の横幅はシングルサイズで95cmとコンパクトなので、2人掛けサイズのソファの配置が難しいスペースでも、ワーモⅢなら配置が叶うかもしれません。また、「セミダブル」サイズの商品も展開されているので、大柄の方や、ゆったりとしたスペースで就寝したい方へもおすすめです。
[シングル] 幅95×奥行96~190×高さ80×座面高37
[セミダブル] 幅120×奥行96~190×高さ80×座面高37
ウレタンフォーム
ソファの座面を手前に引き出すことで、ベッドへ切り替える仕様のソファベッドです。座面の横幅が159cmなので、ワイドダブルサイズほどのベッドとして使用できます。左右の2箇所を手前に引き出す仕様なので、両方とも引き出すことで2人横になって過ごせますし、ソファ時に片方だけを引き出すことでカウチソファとして脚を伸ばして使用する方法もあります。ライフスタイルに合わせて、直線のソファ、カウチソファ、ベッドの3通りの使い方が可能です。
幅183×奥行102~208×高さ80×座面高44
ゴムバンド、ウレタンフォーム、樹脂綿
座面の下に収納スペースのあるソファベッドです。スプリング入りの座面で寝心地にもこだわっていますし、丸みを帯びたデザイン、モコモコとした肌ざわりのブークレ素材、アクセントになる丸形と角型のクッション2種類もセットになった、機能性・デザイン性を兼ね備えたソファです。
ベッド時の奥行きは118cmなので、ほぼセミダブルサイズのゆったりとしたスペースで横になることができます。
幅200×奥行93~118×高さ86×座面高45
ボンネルスプリング、ウェービングバンド、ウレタンフォーム、樹脂綿
寝心地にこだわった商品もありますが、中には、そのままでは寝心地がやや劣る商品もあるでしょう。その場合は、快適な眠りが得られるように工夫する必要があります。
ソファ時に飲食をする場合、食べこぼしや、クッションに汚れが染み込んでしまうこともあるでしょう。ここに湿気が加わると、ダニやカビが発生しやすい環境が整ってしまいます。特にベッドとして横になると、これらのハウスダストを直接吸い込みやすくなり、アレルギーを引き起こす原因になってしまいます。アレルギーの発症により鼻水や肌のかゆみなどの症状が現れると、日中の不快感やストレスだけでなく、睡眠の質も低下してしまうでしょう。
これらを防ぐためには、ソファベッドを常に清潔に保つことが大切です。ベッドとして使用する時は、直接寝転ばずにベッドパッドやシーツなどの寝具をかならず敷くようにしましょう。
湿度の高い梅雨時期や、汗をかきやすい夏場は特に、定期的な洗濯をすることも大切です。
ソファベッドは、ソファとベッドへ切り替えて使う家具です。切り替えが面倒になり、日中もベッドの状態で寝具を敷きっぱなしで過ごしてしまっては、生活感を感じやすくなってしまいます。また、日中に寝具を敷いたベッドの上で過ごしてしまっては、オンオフの切り替えがうまくできず、夜の睡眠の質の低下につながる可能性も考えられます。日中はしっかりソファの形へ切り替えることが大切です。
そのためには、ソファとしての見た目や色、デザインを自分の好みに合わせて選ぶことも重要です。寝具でソファを覆いっぱなしにしないように意識しましょう。さらに、寝具を片付けるための収納スペースを確保しておくことも大切です。収納場所がないと、寝具をソファに置きっぱなしにしてしまいがちで、衛生面でも問題が出てきます。朝起きたら毛布やシーツはソファベッドから片付ける習慣をつけましょう。
座面のへたりやフレームの歪みを感じたら、寿命のサインです。特に、毎日ソファとベッドの両方として頻繁に使用している場合は、一般的なソファやベッドと比べて寿命が短くなる傾向が考えられます。ただし、スプリングタイプなど、構造によっては比較的寿命が長い商品もあるので、長く使用を続けたい場合は構造にも注目して選ぶようにしましょう。
また、張り地のほつれや汚れなどがあれば、たとえへたりがなくても衛生面的に寿命と捉えましょう。
ソファベッドのある暮らしは、まだまだ一般的ではないかもしれません。しかし、部屋のスペースの制限がある場合や、ライフスタイルによっては、ソファベッドを取り入れることでより快適な暮らしを実現しやすくなることがあります。
ソファベッドは、色やデザインをはじめ、切り替え方法や構造などさまざまです。ぜひ、最適なソファベッドの選び方のポイントを参考にしながら、暮らしに合う1台を見つけてみてください。
この記事の執筆者
上級睡眠健康指導士 / 薬剤師 / インテリアコーディネーター
医療職兼インテリアコーディネーター。
薬局勤務に加え、睡眠の質向上やウェルビーイングを目指した、論理的なインテリアコーディネート提案をオンラインで行っている。
また、睡眠・健康・暮らし系を中心に、ウェブメディアでの記事執筆や監修も行う。