
ソファベッドの後悔しない選び方
ソファベッドのメリットや特徴、失敗しないポイントを紹介
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更新日:2025/07/01
一人暮らしを始めるにあたって揃えたい家具といえば、リラックスして過ごせる「ソファ」と、快適な眠りのための「ベッド」ではないでしょうか。ソファとベッド、これらを別々に配置する方法もありますが、両方の機能を兼ね備えた「ソファベッド」を1台だけ置くという選択肢もあります。特に一人暮らしの方にとっては、お部屋のスペースやライフスタイルにより、ソファベッドの方が便利な場合もあります。
この記事では、ソファベッドが一人暮らしの方へ人気の理由と、おすすめのポイントをご紹介します。
ソファベッドは、日中は座ってソファとして使用でき、夜間は横になってベッドとして使用できる便利なアイテムです。毎日ソファとベッドを切り替えて使うこともできますし、普段はソファとして使用し、来客時にだけベッドとして活用する使い方も可能です。ソファベッドがあれば、来客用の布団を買い足す必要がなくなるのもメリットのひとつです。
ソファベッドには、色やデザインはもちろん、ソファとベッドの切り替え方法、サイズ、素材、クッションの硬さなど、さまざまな商品のバリエーションがあります。あなたの好みやライフスタイル、お部屋のスペースに合う1台がきっと見つかるでしょう。
一人暮らしの場合は特に、お部屋のスペースが限られている方もいらっしゃるかもしれません。1台2役のソファベッドなら、ソファとベッド、それぞれの配置が難しいお部屋でも、無理なく配置が叶うでしょう。昼間はソファに座ってドリンクを飲みながら読書や音楽などを楽しみ、夜はベッドに切り替えてゆったりリラックスタイムを過ごせます。
コンパクトなお部屋でも、ソファベッドによって理想の暮らしが手に入るでしょう。
一般的なワンルームのお部屋の場合、リビングと寝室を兼ねた空間になります。日中でもそこにはすぐにベッドの布団が目に入ってきますし、来客時にはベッドのある空間に招き入れることになり、どうしても生活感が出てしまいます。
ソファベッドにした場合、日中はベッドをなくしてソファのみの空間になるため、シンプルですっきりとした印象のお部屋に感じられます。シンプルな暮らしを楽しむミニマリストの方にもおすすめです。
一人で過ごす日には、ソファとベッドを切り替えることでオンとオフのメリハリもつきやすくなりますし、来客時には、生活感を押さえた清潔感のある空間を保つことができるでしょう。
ソファベッドにすることで家具の数が減り、引っ越し時の手間も少なくなります。荷物がコンパクトになる分、引っ越しにかかる時間や費用の負担が軽減されるかもしれません。
また、一人暮らし用のソファベッドはデザインや切り替え方法によっては、比較的コンパクトなものもあるため、模様替えの際もレイアウトの変更がしやすく、処分や買い替え時にも一人で対応しやすいのが特徴です。しかし、収納付きのソファベッドやマットレスと同じスプリングが入ったしっかりとしたソファベッドは、一体型のものが多く分解ができないものも多いため、この点は確認が必要です。
背もたれを起こしたソファ時と、フラットにしたベッド時ではサイズが異なる商品がほとんどです。問題なくベッドへ展開できるか、ベッド時に動線は確保できているか、周囲のドアの開け閉めが可能かなど、事前の確認が必要です。
ソファとベッドの切り替え方法は主に、背もたれを倒すタイプ、座面を手前に引き出すタイプの2つです。少し力が必要なタイプもあれば、軽々とワンステップで切り替えが可能なタイプも存在します。毎日の切り替えがややストレスに感じてしまう場合もあるので、自分に合った切り替え方法のソファベッドを選ぶ必要があります。
ソファとして座る時はある程度のクッション性、ベッドとして横になる時は適度な反発力が最適とされています。特にベッド時、柔らかすぎる素材だと体が沈み込んで寝返りが打ちにくく、睡眠の質低下や腰痛の原因にもなりかねません。座り心地も寝心地も考慮された商品を選ぶ必要があるでしょう。
ソファベッドを選ぶ時に押さえておきたい主なポイントをご紹介します。
ソファ時、ベッド時共に問題なく配置でき、通路スペースも確保できるサイズを選びましょう。
コンパクトなお部屋の場合、ドアや通路スペースもコンパクトな場合があります。配置したい場所まで問題なく搬入できるか確認しておきましょう。
毎日ソファとベッドの切り替えをする場合は特に、切り替えしやすい形状のものを選びましょう。
柔らかすぎず、硬すぎず、座る時も横になる時も体に負担がかかりにくい硬さのものを選びましょう。
小物や薄手の寝具類などの収納スペースがほしい場合、座面の下に収納スペースがあるタイプのソファベッドを選びましょう。
ソファベッドは通常のベッドに比べて寝心地が劣ると思っていませんか?実は寝心地までしっかりこだわった商品も展開されています。昼も夜も快適に過ごせるように、見た目だけでなく素材にも注目して選ぶようにしましょう。
座面を軽く引き出すだけで、ベッドへ切り替えられるソファベッドです。必要な引き出しスペースは14cmほどのため、座面前のスペースを大きく確保しておく必要がありません。
ミニマルなデザインは、視覚的にもすっきりとして空間が広く感じられます。
座面にはポケットスプリングが使用されているため、座り心地や寝心地にもこだわった商品です。色は、どんなインテリアテイストにも合わせやすいシンプルなグレーと、モダンな印象のラベンダーの2色から選べます。
幅197×奥行84~98×高さ81×座面高42
ポケットスプリング、樹脂綿、ウレタンフォーム
座面を手前に引き出すことでベッドへ切り替える仕様のソファベッドです。前方向けにスペースが確保できるか、確認が必要です。
ソファ時の横幅はシングルサイズで95cmなので、ソファベッドとしてはコンパクトなサイズ感です。横幅のスペースが限られた空間でも、ワーモⅢなら配置が叶うかもしれません。また、ソファベッドとしては珍しい「セミダブル」サイズの商品も展開されているので、大柄の方や広々としたスペースで就寝したい方へもおすすめです。
[シングル] 幅95×奥行96~190×高さ80×座面高37
[セミダブル] 幅120×奥行96~190×高さ80×座面高37
ウレタンフォーム
ショートとレギュラー、肘掛けの有無の6タイプから選べるソファベッドです。一番コンパクトな[ショート、肘掛け無しタイプ]では横幅が178cmなので、限られたスペースへも配置しやすい商品です。ただし[ショート]は小柄な方におすすめのサイズ感なので、背の高い方は一般的なサイズの[レギュラー]を選びましょう。
寝心地と通気性を追求した高密度連続スプリング®を使用しているので、寝心地、座り心地にもこだわった商品です。さらに、座面の下には薄手の寝具などを収納できる薄型収納スペースも備わっています。
[レギュラー:肘無し] 幅198×奥行90~112×高さ84×座面高44
[レギュラー:片肘] 幅207×奥行90~112×高さ84×座面高44
[レギュラー:両肘] 幅216×奥行90~112×高さ84×座面高44
[ショート:肘無し] 幅178×奥行90~112×高さ84×座面高44
[ショート:片肘] 幅187×奥行90~112×高さ84×座面高44
[ショート:両肘] 幅196×奥行90~112×高さ84×座面高44
高密度連続スプリング®、ウェービングバンド
寝心地と通気性に優れた高密度連続スプリング®、通気性と耐久性に優れたブレスエアー®、衛生面が考慮された除菌機能糸を使用した、機能性の高いソファベッドです。
また、レッグ無し、ローレッグ、ハイレッグと脚のタイプも選択可能です。レッグ無しタイプは天井が高く感じられ、ハイレッグタイプは立ち上がりや掃除がラクに行いやすいでしょう。
小柄な方へおすすめの横幅170cmのショートサイズも展開されています。高さと横幅、ライフスタイルに合うタイプを選びましょう。
[レギュラー] 幅190×奥行92~110×高さ69/78.5/84×座面高30/39.5/45
[ショート] 幅170×奥行92~110×高さ69/78.5/84×座面高30/39.5/45
高密度連続スプリング® / ブレスエアー®エクストラ
マットレスを汚れや汗から守り、寝心地を調整してくれるのがベッドパッドです。一般的なベッドはもちろんですが、日中も使用し、形状を切り替えるソファベッドには、ベッドパッドの使用は特におすすめです。
こちらは裏生地に滑りにくい素材が使われているため、滑り止めゴムを取り付ける必要がありません。タオルのようなふわふわのパイル生地は肌触りが良く、直接肌に当てて使用できます。ダニの寄りつきを抑える抗菌仕様の素材なので、定期的に洗濯することで清潔さを保ちながら使用を続けられます。
[S] 97×195
[M]122×195
[D]140×195
[K]195×195
「座る」と「横になる」を1台で叶えてくれるソファベッドは、限られたスペースのお部屋には特におすすめのアイテムです。これまでソファの配置を諦めていたという方でも、ソファベッドならソファのある暮らしが叶います。
一口にソファベッドといっても、寝心地にこだわったものや、収納スペース付きのものなど種類はさまざまなので、ライフスタイルやお部屋の使い方に合ったタイプのソファベッドを選びましょう。自分にぴったりのソファベッドを取り入れれば、今よりもっと快適で居心地の良い暮らしが手に入るかもしれません。
この記事の執筆者
上級睡眠健康指導士 / 薬剤師 / インテリアコーディネーター
医療従事者兼インテリアコーディネーター。
薬局勤務に加え、睡眠の質、生活の質向上を目指した論理的なインテリアコーディネート提案をオンラインで行っている。
睡眠/健康/暮らし系ライターとして大手検索サイト内等での記事作成やウェブメディア記事の作成協力も行う。