眠りの疑問 -枕について- SLEEP FAQ
Q
枕のサイズの種類とは?
更新日:2018/10/01
A
ぐっすりと気持ちよく眠るためには、枕は欠かすことができない大切な寝具です。最近では枕のサイズも多様化しているため、自分に合ったものがすぐに選べない人も多いのではないでしょうか。理想的な枕を出会うために、今回は現在販売されている枕のサイズや特徴、自分に合った枕の選び方まで紹介します。
あなたに合うサイズは?枕のサイズ一覧
シングル(43×63cm)
日本で販売される枕の中でも標準的なサイズです。人の肩幅と枕の横幅がほぼ同じで、一般的な日本の布団にもピッタリなサイズです。そのため、市販の枕カバーの種類も豊富に揃っており、男女ともに兼用できるのが特徴です。
セミシングル(35×50cm)
標準的なシングルよりも、一回り小さいコンパクトサイズがセミシングルです。コンパクトサイズなので、子供や小柄な女性でも問題なく使えます。昔はこのサイズが主流だったそうです。
セミダブル(50×70cm)
標準タイプのシングルと比べて、一回り大きくゆったりとしたサイズです。ホテルの客室用にもよく使われており、横幅に余裕があるので、枕に包まれて眠るような寝心地が味わえます。
ダブル(43×120cm)
ダブルは2人で使用するサイズです。一般的な敷き布団で使うと、両脇から枕がはみ出るほど横長なのが特徴です。通常は2人で使用しますが、最近では頻繁に寝返りをする人が、1人で使用するケースも増えています。
ジュニア(29×40cm)
ジュニアは子供用のサイズになります。市販されるジュニアサイズの枕カバーもこのサイズになります。
自分に合った枕のサイズを選ぶ2つのポイント
このように枕にも、使用する人の年齢や目的に合わせて様々です。サイズも多様化しているので、実際に自宅で使うにはどのサイズがベストなのか、なかなか判断がつきにくいですよね。そこで、自分にピッタリな枕サイズを選ぶポイントを紹介します。
ポイント(1)体の大きさで選ぶ
自分に合った枕サイズを選ぶ基本は、「自分の体の大きさ」で選ぶことです。上記では、枕サイズの種類と特徴を解説しましたが、体の大きさ順で紹介すると次のようになります。体の大きさはそれぞれ違いますので、「小柄」、「中柄」、「大柄」に大分類しました。実際のサイズ感は、店頭で試してみてください。
枕サイズと体の大きさの関係
枕タイプ | サイズ | 体の大きさ・使用目的 |
---|---|---|
ジュニア | 29×40cm | 子供 |
セミシングル | 35×50cm | 小柄な人 |
シングル | 43×63cm | 中柄な人 |
セミダブル | 50×70cm | 大柄の人 |
ダブル | 43×120cm | 枕をパートナーと共有したい人 |
ポイント(2)寝返りの大きさを考慮して選ぶ
体の大きさを考慮して、自分に合う枕サイズを選んだら、次に寝返りの大きさも考慮しましょう。例えば、中柄タイプの人が、シングル(43×63cm)を選んだとします。夜通しずっと仰向けで寝られるなら、サイズ感は問題ありません。しかし、寝ている間は誰でも寝返りを打ちます。もし、その人が大きく左右に寝返りを打つなら、枕から頭がはみ出てしまい、何度も枕を置き直すことになります。寝返りは、睡眠中の寝姿勢を調整する役割があるため、安眠する上でも重要な動きになります。従って、中柄でも寝返りを大きく打つなら、大柄タイプのセミダブル(50×70cm)の使用をおすすめします。
自分に合った枕カバーのサイズの選び方
枕カバーを選ぶ際、枕サイズと同じだと、上手くはめることができるか心配になるかも知れません。隙間なくピッタリはまるので、基本的には問題ありませんが、もし窮屈で使いづらいと思うなら、35×50cmの枕には、「35×50cm対応」と表示された少し大きめのカバーを選ぶと良いでしょう。また、35×50cmの標準タイプなら、枕カバーの種類も多く、どの寝具店でも販売しているので大丈夫です。しかし、43×120cmのダブルのような大きいサイズになると、どの寝具店でも取扱っているとは限りませんので、枕を購入したところと同じ店舗で購入すると良いでしょう。
枕は心地良く眠るための大切な寝具です。枕のサイズも多様化していますが、自分にピッタリな枕を選ぶポイントは、(1)自分の体格を考慮する(2)寝返りの打つ大きさを考慮する この2つのポイントを抑えましょう。特に寝返りを打つことは、安眠にとって大切な要素ですので、寝返りしやすいサイズがおすすめです。とはいえ、お店に足を運んで、実際に試してみるのが一番の近道ですので、お店であなたにピッタリなものを見つけてください。