眠りの疑問 -布団について- SLEEP FAQ
Q
布団の湿気の原因は?対策方法を知りたい
更新日:2018/10/01
A
布団の湿気は気になるけど、花粉、PM2.5、黄砂の付着が心配だったり、マンションの管理規約などの理由があったりして布団を干したくても干せない環境にいる方も多いのではないでしょうか。
また、布団を干すのは意外と重労働。
上げ下ろしができないという方もいるかもしれません。
そこで、外に布団が干せない場合の湿気対策についてまとめました。
布団に湿気がたまる理由
布団に湿気がたまるのには、様々な理由がありますが主な理由は寝汗です。人は1晩でコップ2杯分、約200mlの汗をかくといわれており、寝起きの布団は特に湿気がたまっています。また、部屋干しをしている洗濯物や趣味の水槽などがある部屋の布団も湿気がたまりやすくなります。さらにフローリングに布団を敷いて寝ている場合、床と布団の間に湿気がたまり、カビの原因になる可能性があり注意が必要です。
外に布団が干せない場合の湿気対策
-
室内で布団を干す
できるだけ風通しのよい場所で部屋干しします。その場合は、折りたたみ式すのこスタンドベッドを使用すると便利です。
-
扇風機等で風を当てる
風通しの悪い部屋の場合は、部屋干しした布団に、扇風機の風を当てましょう。あるいは、エアコンのある部屋に干し、除湿をつけておきましょう。
-
布団乾燥機を使用する
布団乾燥機は乾いた温かい空気を送ることができるので、効果的ですが、吸い取った湿気は部屋に拡散されます。結果的に部屋の湿度が上がります。除湿機と併用して使うようにしましょう。
-
除湿シートを敷く
特にフローリングに布団を敷く場合は、布団やマットレスの下に除湿シートを敷くようにしましょう。体からは放熱され、床からは冷気が上がってくるので、その空間は湿度が高く、特別湿気がたまりやすくなります。
-
布団の素材を選ぶ
吸湿性の高い素材を順に挙げると「ウール」→「綿」→「ナイロン」→「アクリル」→「ポリエステル」となります。また、羽毛布団は汗などの湿気を吸い込んで上手に放出する性質を備えているので、湿気対策にも優れている素材です。「吸汗」「速乾」といった機能表示に注目し、素材から布団を選んでみましょう。さらに「抗菌」や「防臭」、「防ダニ」機能などがあるとより清潔に使用できます。
以上、布団の湿気対策について紹介してきました。布団に湿気をため込まないようにするには、風を当てたり、布団乾燥機を使ったりして湿気対策をおこなうようにしましょう。特にフローリングに布団を敷く場合には湿気がたまりやすいので防湿シートを敷くことも大切です。