眠りの疑問 -布団について- SLEEP FAQ
Q
毛布ってどれくらいの頻度で洗う?毛布の種類ごとのケアのポイントとは?
更新日:2018/10/01
A
秋から冬にかけて活躍する毛布。
季節の変わり目は日によって寒かったり暑かったりするので、汗を多くかいてしまうこともあるでしょう。そのようなとき汚れが気になり「毛布を洗濯する頻度やタイミングはいつが良いの?」と悩む方もいるのではないでしょうか。
ここでは、毛布の洗濯頻度を紹介するとともに、毛布の素材別お手入れ方法について紹介します。
毛布の理想的な洗濯頻度って?
厚生労働省が「旅館業における衛生等管理」で推奨する基準としては、毛布に以下のような衛生管理を推奨しています。
- 日光消毒と十分なはたきを適切におこなう。
- 1月に1回以上60℃、30分間の加熱乾燥する。
- 同等の加熱処理をおこなう。
年間を通して毛布を使用する場合は1ヶ月に1度、洗濯やクリーニングすると清潔な状態を保てるという感じでしょう。
家庭で使用する毛布ってどれくらいの頻度で洗えばいい?
では、家庭で使用する場合はどれくらいの頻度で洗えばよいのでしょう。実のところ毛布を洗う頻度に明確な決まりはありません。使う頻度によっても異なりますので一概には言えません。ただ、次のシーズンに汚れを持ち越さないためにも、毛布を片付けるタイミングや出すタイミングなどが洗いどきといえるでしょう。またシーズン中に汚れが気になる際にもう1回洗いたいので、家庭で使用する毛布の場合は、年3回くらい洗濯すればよいでしょう。
種類別毛布のケア方法
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ウール素材の毛布
ウール素材の毛布は基本的に洗えません。お手入れする場合は陰干しして風に当てるようにしましょう。
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シルク素材の毛布
シルク製のお手入れは風に当てるだけで十分です。洗濯表示に洗濯OKとあれば洗濯機でも可能ですが、基本的に汚れが目立つ場合は、クリーニングに出しましょう。
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綿素材の毛布
綿の毛布のほとんどは、洗濯機で洗うことが可能です。重すぎて洗濯機が回らない場合は、浴槽でふみ洗いしましょう。ふみ洗いした後は、シャワーを使って洗剤をしっかりすすぎ洗いしてください。
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ポリエステル素材の毛布
ポリエステル製の毛布やタオルケットも丸洗いが可能です。ほかの素材に比べて軽くて扱いやすいので、家庭でも楽に洗濯できます。
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アクリル素材の毛布
洗濯表示に洗濯OKとある場合は洗濯機で洗うことが可能です。洗濯機で洗う場合は中性洗剤を使用しましょう。
また、原則としてアクリル製の毛布やタオルケットも陰干しで管理します。
以上、毛布を洗濯する頻度と、毛布の素材別のお手入れの方法を紹介してきました。毛布は素材によっては毛が長くホコリが入りやすい寝具です。ほこりやゴミを就寝中に吸い込んでしまうと、喘息や肺の病気の原因にもなります。お手入れや洗濯をして安心した毛布で眠れるようにしましょう。