
ソファベッドの後悔しない選び方
ソファベッドのメリットや特徴、失敗しないポイントを紹介
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更新日:2025/02/25
座って過ごせる「ソファ」と、横になって寝ることができる「ベッド」、どちらの機能も兼ね備えたものが「ソファベッド」です。1台2役という大きなメリットが人気の一方で、ソファベッドはあまり一般的な印象ではないことから、何となく購入に不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ソファベッドの選び方のポイントから、メリットデメリットについてご紹介します。
ソファベッドといってもサイズや切り替え仕様をはじめ、さまざまなタイプの商品が存在します。お部屋に合う、そしてライフスタイルに合うソファベッドを選ぶようにしましょう。
背もたれを起こしたソファ時と、フラットにしたベッド時ではサイズが異なる商品がほとんどです。一般的にベッド時の方が配置に必要となるスペースが大きくなるので、問題なく配置できるか事前に確認しておきましょう。扉や通路動線を塞ぐことにならないかも同様に確認が必要です。
一方でソファ時に気を付けたいことは、座面の高さです。座面が高すぎると座ったときに足が浮いてリラックスしにくくなってしまいますし、低すぎても立ち座り時に足腰に負担がかかりやすくなってしまいます。配置するお部屋のスペースと、使う人の使いやすさに合うサイズを選びましょう。
ソファベッドの切り替え仕様は主に、背もたれをリクライニングさせるタイプ、座面を手前に引き出すタイプの2つです。
「リクライニングタイプ」は、背もたれを倒してフラットな形状にするため、比較的切り替えがしやすいといえるでしょう。背もたれを後ろ側へ倒すスペースが必要になるため、あらかじめスペースの確保が必要です。
座面を引き出す「座面可動式タイプ」は、座面を正面に引き出す仕様や、座面の下に折りたたまれ格納されたマットレスを引き出すことでベッドへ切り替える仕様です。商品によっては切り替えにやや力が必要なものもあるので、購入前には実際に動かして確認しておくとよいでしょう。
これらの他にも、座面部分は全く動かさずにクッションを動かしてソファとベッドを切り替えられるタイプもあるので、切り替えが負担になりにくいタイプを選びましょう。
毎日ソファとしてもベッドとしても使用する場合もあれば、来客時のみ時々ベッドとして使用する場合など、ライフスタイルによってソファとベッドの使用比率は異なるでしょう。
毎日ソファとベッドの切り替えを行うようであれば、楽に切り替えしやすい仕様を選ぶ必要がありますし、ソファがメインであればソファ時のデザインや、ソファの座り心地を重視して選ぶようにしましょう。特にソファベッドは、ソファ時の座面の奥行幅がコンパクトな商品も多いため、座面が浅すぎるとゆったりと腰かけにくくなります。数値だけではわかりにくい場合もあるので、実際にショールームでの確認がおすすめです。
ソファベッドは寝心地が劣るという印象があるかもしれませんが、商品の中には通常のベッドマットレスで使われているものと同じスプリングを使用しているものもあります。ベッドとして使用する頻度が多い場合は特に、寝心地もしっかり重視された商品を選びましょう。やわらかい座り心地のものや、価格が抑えられた商品の場合、座面のへたりが生じやすくなり寝心地が悪くなってしまいます。ベッドとして使用するのであれば、寝心地もしっかり重視して選びましょう。
ソファベッドは機能性からデザインまでさまざまな特徴を持った商品が展開されています。好きなデザインに加え、必要な機能を兼ね備えたソファベッドを選ぶようにしましょう。
座る、寝るに加えて収納スペースを兼ね備えた1台3役のソファベッドなら、さらにスペースの節約が可能です。コンパクトなお部屋や収納物が多い場合に、収納力のあるソファベッドは特におすすめです。
座面を上げると収納スペースが現れる1台3役のソファベッドです。寝心地と通気性を追求した高密度連続スプリング®を使用しているので、寝心地、座り心地にもこだわっています。肘無し、片肘、両肘タイプ、さらにショートタイプの商品も展開されているので、ライフスタイルに合ったものを選べます。
[レギュラー:肘無し] 幅198×奥行90~112×高さ84×座面高44
[レギュラー:片肘] 幅207×奥行90~112×高さ84×座面高44
[レギュラー:両肘] 幅216×奥行90~112×高さ84×座面高44
[ショート:肘無し] 幅178×奥行90~112×高さ84×座面高44
[ショート:片肘] 幅187×奥行90~112×高さ84×座面高44
[ショート:両肘] 幅196×奥行90~112×高さ84×座面高44
高密度連続スプリング®、ウェービングバンド
ソファベッドは、ソファとして使用する場合は特にお部屋の主役にもなるため、おしゃれなデザインにもこだわりたいところです。ソファとして使用する頻度が多い方は、機能性かつおしゃれなデザインにも注目してみましょう。
張地に、モコモコとした肌ざわりが特徴のブークレ素材を使用したソファベッドです。アクセントになる丸形と角型のクッション2種類もセットになっています。下部には収納スペースが付いているので、デザインと機能性を兼ね備えています。
幅200×奥行93~118×高さ86×座面高45
ボンネルスプリング、ウェービングバンド、ウレタンフォーム、樹脂綿
細身の脚が特徴的なモダンデザインのソファベッドです。肘掛け付きなので、ソファ時には肘を置いてゆったりと過ごせます。肘掛けがある分、ベッド時に横になれる幅は2.5人掛けで149cm、3人掛けで191cmなので、ベッドとして使用頻度の高い場合は3人掛けサイズがおすすめです。
[2.5人掛け] 幅197×奥行97~135×高さ81×座面高42
[3人掛け] 幅239×奥行97~135×高さ81×座面高42
Sバネ、ゴムバンド、ウレタンフォーム、樹脂綿
リーズナブルかつ機能性を兼ね備えた商品も存在します。ソファベッドは毎日使用するものなので、安いだけで判断せず、座り心地、寝心地の良い商品を選ぶようにしましょう。
リーズナブルな価格でありながら、寝心地と通気性を追求した高密度連続スプリング®が使用されたソファベッドです。シンプルなデザインで3種類のカラー展開となっているため、モダンインテリアでも北欧インテリアでも合わせやすいでしょう。
幅192×奥行88~110×高さ82×座面高43
高密度連続スプリング®、ウェービングバンド、ウレタンフォーム、樹脂綿
一般的なソファベッドの幅は200cmほどですが、中にはコンパクトなスペースにも配置可能な商品も存在します。スペースが限られているために、ソファベッドの配置を諦めかけていた方でも配置可能な商品があるかもしれません。
座面を手前に引き出すことでベッドへ切り替える仕様のソファベッドです。ソファ時はコンパクトですが、ベッド時にはしっかりとスペースが生まれます。ソファベッドとしては珍しい「セミダブル」サイズの商品も展開されているので、大柄の方や広々としたスペースで就寝したい方へもおすすめです。
[シングル] 幅95×奥行96~190×高さ80×座面高37
[セミダブル] 幅120×奥行96~190×高さ80×座面高37
ウレタンフォーム
寝心地と通気性に優れた高密度連続スプリング®、通気性と耐久性に優れたブレスエアー®、除菌機能糸が使用された、機能性の高いソファベッドです。幅170cmのショートサイズもあるので、コンパクトなスペースにも配置可能です。また、レッグ無し、ローレッグ、ハイレッグと脚のタイプも選択可能です。
[レギュラー] 幅190×奥行92~110×高さ69/78.5/84×座面高30/39.5/45
[ショート] 幅170×奥行92~110×高さ69/78.5/84×座面高30/39.5/45
高密度連続スプリング / ブレスエアーエクストラ
ソファベッドにはメリットもあれば、デメリットと感じられる点もあるでしょう。ライフスタイルや使い方を想像しながら、事前にメリットとデメリットをチェックしておきましょう。
ソファとベッドをどちらも配置する場合、お部屋にはそれなりのスペースが必要になりますし、動線の確保も考慮しなければなりません。ソファベッドは1台で昼間はソファ、夜はベッドとして使用できることから、スペースの有効活用が可能です。
一人暮らしの方や、コンパクトなお部屋で過ごす方の中には、スペースの関係でソファの配置を諦めかけていたという方がいらっしゃるのではないでしょうか。ソファベッドなら省スペースでソファとベッドのある暮らしを叶えてくれます。
友人を家へ招くとき、ソファとして座って会話を楽しむこともできれば、泊まりに来た場合はベッドとして使用することもできます。来客用のベッドや敷布団を普段から用意しておくとなると、それなりのスペースが必要になりますし、来客用の寝室や就寝スペースの確保も必要です。ソファベッドなら、ベッドへ形状を切り替えるだけですぐに就寝スペースを作ることができます。急に来客が泊まることになっても、臨機応変なソファベッドであれば安心です。来客側も気兼ねなく過ごしやすいかもしれません。
ソファとベッドをそれぞれ買い揃える場合、家具2つ分の費用が必要になります。ソファベッドにした場合は1つの家具の購入となるため、一般的に費用を抑えられるでしょう。家具によって価格帯はさまざまですが、同程度の価格帯で考えると、ソファベッドの方が費用を節約できるといえます。節約して他の家具を買い足すこともできますし、同じ予算内でソファベッドのグレードを上げることもできるでしょう。より充実した暮らしを送れるようになるかもしれません。
ベッドは家具の中でも特に存在感を感じやすい家具です。ベッド単独で配置すると、どうしても生活感が出てしまいやすくなります。その点、ソファベッドであれば日中はソファ、夜だけベッドとしての使用なので、生活感が出にくくお部屋がおしゃれな印象に感じられやすいですし、昼間に来客があった場合でも生活感を出さずに対応することができます。ソファベッドにはモダンなデザインから温かみを感じられるデザインまでいろいろな商品があるので、インテリアを楽しみながらおしゃれな暮らしをしたい方へもおすすめです。
1台2役と便利なソファベッドですが、デメリットも存在します。メリットと共にデメリットも把握し、「ソファベッド」か「ソファ+ベッド」、使用する人にとって最適な方を選ぶようにしましょう。
ソファは座り心地、ベッドは寝心地を重視して作られています。ソファベッドの場合は、通常のベッドに比べると寝心地が劣る商品や、通気性に欠け湿気が溜まりやすい商品も中には存在します。横になったときに理想の寝姿勢が保ちにくいと睡眠の質が低下しやすくなってしまいますし、湿度が上がりやすいと蒸れの原因や、寝具が劣化しやすくなってしまいます。
ただし、これらのデメリットを解消した商品もありますので、寝心地や機能面はしっかり確認してから購入するようにしましょう。
背もたれを倒したり、座面を手前へ引いたりと、ソファとベッドの切り替えが手間に感じられる場合も考えられます。たまにベッドとして使用する程度でしたら気になりにくいかもしれませんが、毎日のように切り替える場合は切り替えやすさも重視しましょう。少しの力で切り替え可能なタイプや、簡単に切り替えやすいタイプもあります。ストレスなく切り替えられるタイプを選びましょう。
ソファとして使用する場合、座る位置はある程度固定されるでしょう。商品によっては、いつも座る場所を中心にへたりがみられやすくなるかもしれません。
また、ソファベッドは通気性に劣る商品があるため、湿気によるカビ等で劣化しやすいといわれています。湿気対策をしっかり行い、清潔に保つ必要があるでしょう。
しかし、へたりにくいウレタン素材やスプリングを使用した商品、また、通気性の良い素材を使用した商品もあるので、価格だけで選ばずに機能性もしっかり注目して選ぶことが大切です。
ソファベッドといっても形状の切り替えの違い、素材など機能性の違い、そして色やデザインの違いなどさまざまな商品が存在します。ソファベッドは毎日座ったり横になったりして過ごす家具なので、価格や見た目だけで選ばず機能面や使い勝手にもしっかり注目して選ぶことをおすすめします。
ライフスタイルに合うソファベッドをインテリアに取り入れることで、日中も夜も快適な暮らしを送ることができるでしょう。
この記事の執筆者
上級睡眠健康指導士 / 薬剤師 / インテリアコーディネーター
医療従事者兼インテリアコーディネーター。
薬局勤務に加え、睡眠の質、生活の質向上を目指した論理的なインテリアコーディネート提案をオンラインで行っている。
睡眠/健康/暮らし系ライターとして大手検索サイト内等での記事作成やウェブメディア記事の作成協力も行う。
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