SLEEP FAQ

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快眠のための寝室のレイアウトとは

更新日:2020/03/26

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寝室にベッドを置くことは、ある程度のスペースを占めることになります。寝室は寝ること以外にも、テレビを見たり音楽を聞いたりなど、生活を楽しむ空間でもあります。寝室で快適な時間を過ごすためのレイアウトのポイントについて紹介します。

寝室のレイアウトを決める方法

ベッドサイズを知る

寝室のレイアウトを決める前に、まずベッドサイズを理解しておきましょう。部屋の大きさや、誰が使うかによって選ぶベッドも異なります。ベッドには次のようなサイズがあります。

  • シングルサイズ

    1人用の6畳の部屋にピッタリ合うサイズです。数あるベッドの中でも小さいタイプですので、6畳の部屋でも圧迫感がありません。マットレスの真ん中に横たわると、左右に25cmくらいの余裕もできます。1人用でもこのサイズが狭いと感じるなら、セミダブルを選ぶと良いでしょう。

  • セミダブルサイズ

    シングルサイズより幅も20cmほど広くなるので、シングルサイズよりもゆったりと眠れます。寝返りを良く打つ人には最適なタイプです。6畳くらいの広さで使うと、結構スペースを使うため、家具など他に置くものを減らすと良いでしょう。

  • ダブルサイズ

    夫婦や恋人同士など2人で使用するタイプ。とはいえ、寝返りをうつには少々窮屈に感じるので、2人ともよく寝返りをするなら、ワイドダブルサイズやクイーンサイズを検討してみましょう。

  • ワイドダブルサイズ

    ダブルサイズより広くなるので2人でも比較的ゆったりと寝ることができます。

  • クイーンサイズ

    2人で使うならどちらもゆったりと眠れるサイズです。上記のワイドダブルベッドが狭いと感じる人にはおすすめです。しかし、ベッドサイズが大きい分、部屋のスペースを占める割合も大きいため、部屋もそれなりの広さが必要になります。

  • キングサイズ

    ホテルのスウィートルームにも使われる大型サイズで、最も大きいベッドサイズです。シングルベッドを横に2台並べた広さになります。

ベッドを中心に寝室の生活動線をイメージする

ベッドにも使う人数や睡眠の好みによって、選ぶサイズも変わってきます。また、寝室は睡眠する以外にも、テレビを見たり本を読んだりなど、プライベートな生活を過ごす場でもあります。寝室はベッドのスペースが占める割合が、他の部屋と比べて大きいため、睡眠以外のほかの生活動線をイメージすることが寝室のレイアウトを決めるポイントになります。ここで、いくつか寝室の生活動線の例を紹介します。

  • 部屋の入口からベランダまで歩ける通路を確保する

    ベッドは結構場所を取るため、ベッドを置いても部屋の入口からベランダまで人が歩ける通路を確保しておくと良いでしょう。洗濯物を干すのに寝室を通ることが良くあります。通路幅は、ベッドと壁の間を50cmほど空けておくと歩きやすくなります。ベッドが大きいため、50㎝の確保が難しいなら、人が横歩きできる30cmの幅を空けるようにしましょう。間違っても、ベッドの上を通らないとベランダに辿り着けないようなレイアウトは避けましょう。

  • 寝室にテレビを置く場合の動線をイメージする

    寝室にテレビを置いて楽しみたいなら、心地よく視聴できるレイアウトを考える必要があります。寝室にテレビを置くときに考えるべき動線のポイントは、次の3点になります。

    • (1)テレビを置く場所
    • (2)ベッドとテレビまでの距離
    • (3)ベッドとテレビの高さ

    寝室にテレビを置く場所は、一般的にはベッドの「横」または「正面」が多いです。横か正面であっても、ベッドから快適にテレビを視聴するには、ベッドとテレビを置くキャビネットとの距離が50cmあるとよいでしょう。この50cmはちょうど人が通りやすく、キャビネットの引き出しも程よくできる距離になります。また、ベッドに居ながらテレビが見られる高さも大切です。ベッドからテレビを見る視線が少し低いくらいが丁度良いでしょう。

  • 寝室にインテリア家具を置いたときの動線をイメージする

    寝室には、ベッドやテレビ以外にも、ドレッサー、キャビネットなどの家具を置くこともあります。そのような家具を置いたときの生活動線や、通路幅も考える必要があります。寝室によくある、次の家具を置いたときの生活動線をイメージしてみましょう。

    • (1)ドレッサー
    • (2)キャビネット

    ドレッサーを置く場合は、ドレッサーとベッドとの距離が70cmあれば、人も通ることができるので生活動線を確保することができます。また、キャビネットも衣類の取り出しを想定すれば、同じく70cmの距離が必要になります。

寝室にベッドを配置する際には、睡眠する以外にも、どのような時間を過ごしたいのか、そのためにはベッドのほか、どんな家具や生活用品が必要になるかを考えて、ベッドを中心とした物の配置や通路の確保もイメージし、寝室全体のレイアウトを考えましょう。

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